希少なお雛様に触れる旅!庄内ひな街道

こんにちは。
もうすぐ3月。清川屋の実店舗にはお雛様が飾られています。

こちらは鶴岡本店のお雛様。

こちらは酒田駅店の様子。

まだまだ北風が冷たい庄内地方ですが、
お店の中は一足早く、春の雰囲気が漂っています。

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江戸時代、紅花や米などの物資を江戸や京に運び、
帰りの船には、紅花で得た富と華やかな上方文化が詰め込まれてきたといいます。
その一つとして、山形にもたらされたのが美しいひな人形。

ひな人形は、酒井家や本間家をはじめとした裕福な家で飾られ、
現在まで大切に保管されてきました。

そんなお雛様を間近で堪能できるのが「庄内ひな街道」。

毎年3月~4月にかけて
庄内各地で展示されるお雛様をめぐることができるんですよ!

城下町・鶴岡を中心に巡る「鶴岡雛物語」では
庄内藩主・酒井家ゆかりの大名雛や
庄内藩御用商人で、幕末に鶴岡一の豪商となった風間家で大切に保管されてきたお雛様などを展示。

湯野浜温泉や湯田川温泉、
さらには商店街でも由緒あるお雛様が飾られ
楽しく散策することができます。

さらに、週末には
菓子職人の手ほどきで、かわいらしいお雛菓子を作ったり
お雛様の着付け体験ができたりとイベントも盛りだくさんです♪

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一方、湊町・酒田を中心に巡る「酒田雛街道」では
豪商・本間家で保存されてきたお雛様や
地元に伝わる素朴な「鵜渡川原(うどがわら)人形」、
華やかな「傘福」などを見学することができます。

交易の拠点となった湊町・酒田の旧家に伝わるお雛様は、
贅を尽くした雅やかなお雛様が多いといわれているんですよ。

酒田雛街道で特に人気を誇るのが
福岡柳川さげもん、伊豆稲取雛のつるし飾りとともに、日本三大つるし飾りに数えられる「傘福」。

江戸時代、子孫繁栄や子どもの幸せを願って一針一針心を込めて縫い上げた細工物を
神社仏閣に奉納されたのがはじまりとされています。

飾り物のかたちは実にさまざま。
「ねずみ」は子孫繁栄を、「桜の花」は子どもが美しく育つように、「鯛」はめでたい…など
それぞれに願いが込められていています。

それ以外にも
「宝づくし」と呼ばれる商売繁盛を願った傘福もあり、こちらには宝船やひょうたんなどがつるされています。
商人の町・酒田らしい飾りですよね。

そんな傘福ですが、実は酒田駅店でも購入できるんです!

様々な飾りがあるので、
ぜひ店頭でご覧になって、お気に入りの傘福をお迎えしてみませんか?

お雛様だけでなく
この季節ならではの雛菓子もご用意しております。

ひな街道で庄内にお越しの際は
ぜひ清川屋にも足を運んでみてくださいね!