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◆お届け時期 :11月下旬~12月上旬
濃厚な甘みでジューシー!「無袋栽培」ふじ
山形県の東南部に位置する上山市は、山々に囲まれ、昼夜の
寒暖差が大きく、日照時間が長い一方、降水量が少ないという
果物の生育に極めて恵まれた気候風土が特徴です。その土地
で育てられた「ふじ」は、甘さとほどよい酸味のバランスが良く、
高く評価されています。この上山で、袋をかけない「無袋栽培」
で育てた自慢のりんごです。
毎年ふりじんごをご紹介していましたが、8玉~20玉と、数量の多いサイズがメインだったため、「もっと少量サイズは、ないかしら?」というお声に応えて登場した6玉入です。
ひと玉ひと玉が大きく、見栄
えの良いものだけを厳選して詰め合わせています。冬の大切なギフトにどうぞ。
山形の地で実を結ぶ情熱
杉山さくらんぼ園の昔ながらの通称「縞系ふじ」
山形県上山市の穏やかな山あいで出会った、一人の情熱的な農家さん。それがこのりんごの生産者の杉山拓真さんです。
もともと耕作放棄地を譲り受けた畑で、樹齢約30年以上の「ふじりんご」の樹が立ち並びます。
このふじは、通称「縞系(しまけい)」と呼ばれる、昔ながらの品種です。薄っすらと縞模様が浮かび上がるのが特徴のりんごは、着色は他の品種よりも若干劣ります。
しかし、生産者の杉山さんは自信に満ちた笑みを浮かべます。
「着色は若干劣るんですが、味は抜群です。酸味と甘みのバランスが絶妙で、リピーターも多いんですよ。」
この言葉は、外見よりも味と品質を追求する杉山さんの誇りそのものです。
なぜ、そこまでりんごにづくりに熱心なのか。その理由を尋ねると、杉山さんは茶目っ気たっぷりにこう答えます。
「りんごが好きな理由ですか?単純に、赤いものが好きなんですよね。それに、皆さん手にしている便利なツールもAppleでしょ?」
そう言って笑う杉山さんですが、その農業への取り組みは極めて真剣です。
杉山さんは過去に、農林水産業分野で優れた功績を収めた若手農業者が表彰される栄誉ある「山形県村山地域農林水産若者賞」を受賞しています。
耕作放棄地を開墾し、昔ながらの味を守り、そして未来を見据えて農業に取り組む杉山さんの手によって、今年もこの特別な「縞系ふじ」は、山形の太陽の恵みをいっぱいに浴びて、力強く実を結びます。
好きだから育て続けたい――りんご愛あふれる杉山さんのふじりんご
今、山形県内ではりんごの木を倒す人が多いそうです。それは、リンゴの収益性が乏しいから。
それでも杉山さんはりんごを植え、畑を増やすのだと言います。
「自分が好きなものを育てたいんです。」という杉山さんのストレートな言葉に心を打たれ、応援したい気持ちが一層強くなりました。
山形県内でも名産地・朝日町を中心に美味しいりんごはありますが、上山の地でりんご愛溢れる杉山さんが育てた「かみのやまのふじりんご」もぜひ皆さんに召し上がっていただきたいです!