※必ずご確認ください※
こちらの商品は規格外品の為、日付指定・同梱・返品・再送不可となります。
また、品種はその日に採れたものをバイヤーが選別してのお届けになります。
ユニークな見た目の“双子”さくらんぼ
実が2つくっついて生育したさくらんぼ「双子果(ふたごか)」。
めしべが生育途中の気候などの影響で2本になることでできるもので通常は形状のいびつさから「規格外品」とされ、一般に出回ることなく廃棄されるさくらんぼです。
「一瞬で終わる初夏の旬のために、1年近くさくらんぼに向き合ってきた農家さんと清川屋ができることはなんだろう」
清川屋として“今できること”を模索する中で、双子果さくらんぼを販売することとなりました。2つ入った種の様子、独特のかわいらしい形などを楽しみながら味わっていただければ幸いです。
なぜ注目されているの?双子果さくらんぼ
さくらんぼの花芽が作られるのは前年の夏。
この時期に猛暑等の影響でさくらんぼの木にストレスがかかると、通常1本しかないはずの雌しべが2本になる異常が発生するといいます。この花が春に咲き、受粉し結実すると双子のさくらんぼ(双子果)ができるのです。
夏の気温は30℃以上になると「真夏日」と呼ばれ、去年の2024年の7月には31日間中17日、8月に至っては31日間中25日が「真夏日」という、とにかく暑い日が長く続いてしまう、サクランボの木にとっては過酷な天候でした。
その様な暑い日が続くと花芽の生育が異常に早く、通常1本しかないはずの雌しべが2本になってしまったとのこと。この花が着果すると「双子果」になってしまうのです。
農家さんの苦悩とお客様の声
農家さんに何かできる対策があればよいのですが、何しろ前年の天候が影響しているもの。さらに、花が咲いた時点で双子果になるか/ならないかが決まっているので、農家さんにはどうすることもできないのが歯がゆいところ。双子果になること自体を防ぐ方法はありません。
そんな農家さんの頭を悩ませる「双子果」のさくらんぼ。
前述のとおり、商品として出荷することのできない規格外品になるため、本来であれば摘果で間引くのですが、今年はそれでも摘果が間に合わず、大きく育ってしまった双子果ができてしまうと予想されます。
本来であれば【規格外品】のため、世に出回ることはない双子果のさくらんぼですが…
昨年、「せっかく実ったさくらんぼを廃棄するのはもったいない!」というお客様のお声を受け、農家さんから特別に仕入れさせていただいた
「双子果さくらんぼ」の販売が決定いたしました。
規格外品でも、譲れない品質
清川屋ではこれまでに“訳あり品”を販売したことはありましたが、あくまでも弊社の品質基準に満たないものであったため、販売に至るまでには迷いがありました。
双子果さくらんぼが規格外とされてきたのには見た目以外にも理由があります。
一粒一粒に個性があるためサイズが揃わないこと。独特な形状のため、輸送中に割れが生じやすいこと。そこから傷みが発生する可能性もあること…
ギフト品質のさくらんぼを中心に販売してきた清川屋。やはり品質に関しては譲れないものがありました。規格外品であっても、お客様がガッカリするものは出したくない――
農家さんのご意見も伺って品種や品質を見定め、実割れの危険が高そうな実ははじき、市場に出せる基準に選別した上で出荷いたします。
知っておいていただきたいこと
・規格外品となりますので、さまざまな形がございます。 (双子になっていないものもまれにございます)
・種が2つ入っているので可食部は少な目です。
・形状の関係で通常のさくらんぼより傷みやすくなっております。到着後はなるべく早くお召し上がりください。