【試食レポート】アルケのオリジナルおせち〔5寸〕~こんなに飽きないおせちは初めて!~

こんにちは。清川屋の佐藤です。 先日、アル・ケッチァーノのオリジナル洋風おせちを一足先に試食させていただきました。

その感想は… さすがアル・ケッチァーノ! さすが奥田シェフの自信作!その一言に尽きます。 こんなに飽きのこない、どれを食べてもハズレがない洋風おせちは初めてかもしれません。

壱の重が前菜、弐の重が魚介、参の重がお肉…と いい意味でおせちらしくなく、まるでひとつのコース料理のよう。 奥田シェフの手にかかれば、 お正月料理がこうも大変身するのか!と感心してしまいました。

どれもこれも絶品だったのですが いくつかピックアップしてご紹介しますね。

●「骨の135℃調理と山形野菜のピクルス」

鮭を骨ごと調理したこの一品。 結構大きめの骨なので、取り除かないといけないのかしら?と思って食べてみると…骨までしっかり柔らかい! もちろん鮭の身もしっかりとした食感で、食べ応えがあり 噛みしめると旨みが口いっぱいに広がります!

山形野菜のピクルスは、 それだけで食べるとしっかりと酸味が効いた味なのですが、 鮭を食べた後にいただくと、お魚の旨味と調和し、爽やかでまろやかな味わいに変化!

魚の煮つけ=和食、というイメージが覆りました。 付け合わせがピクルスになるだけで こうもお料理の表情が変わるのか…! そんな発見を、まさかおせち料理で体感できるとは思いませんでした。さすがです、奥田シェフ!

●「置賜在来野菜 岡の台ごぼうのフォンデュータと牛タン」

牛タン大好きの夫が思わず唸ったのがこちら。 とにかくお肉が柔らかい!   まずは牛タンだけで召し上がって、お肉そのものの旨味を堪能していただきたいのですが ごぼうのフォンデュータ(ごぼうペーストのようなもの)に ディップして食べると表情が一変!より味に深みが出るんです。 舌触りもなめらかで、牛タンもごぼうも口の中でとろけていく~! こんなにも上品な牛タンがあっただろうか。 メイン料理で出されても大満足なこの料理が壱の重に入っているなんて…! 弐の重三の重への期待が膨らみます。

●「牡蠣のゆっくり蒸し」

その名の通り蒸した牡蠣を味わうこの一品ですが 驚くべきは牡蠣の大きさと食感。 加熱してあるのに、こんなに身が大きくふっくらと柔らかいなんて!と感動してしまいました。 ゆっくり丁寧に調理しなければ、こんなに柔らかには仕上がらないのでは・・と思います。

牡蠣の下には白菜が敷かれているのですが、 この白菜にも牡蠣の旨味がしみていて、それでいてシャキッと食感も楽しめる絶妙な加減。 表面の柚子も除けることなかれ。 このフレッシュで爽やかな味わいがまたいいアクセントなんです。

牡蠣を単品で食べたくなってしまいますが… このお料理、個人的には“素材の一体感が絶妙!”と感じましたので ぜひ3素材一緒に召し上がってみてくださいね!

●「米沢牛のアロースト しょうゆの実を添えて」

さすがは三大和牛の米沢牛。上品なお肉の甘みを感じられます。 しょうゆの実が挟まれているのですが、 そこまで主張しないものの、あるのとないのとでは大違い。この絶妙なしょっぱさがいいアクセントになっています。

ひと口で一気にいただく、というよりは 少しずつ少しずつ食べて、肉の旨味を噛みしめたくなる一品。 お肉の脂もありますが、嫌な感じがしない。 添えられた野菜と一緒にいただくとさっぱりすっきりとして美味しくいただけます。

 
 
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どれもこれも美味しく、もっともっと語れてしまうのですが このくらいにしておきます^^;

アルケのおせちの凄いところは これだけで完結する、これだけで充分に豪華で満足感があるところ。 おせちというよりも「お正月のご馳走」という表現のほうがしっくりくるかもしれません。

いまは、伝統的な和のおせち以外にも趣向を凝らしたおせちが多くありますが、 個性的なおせちほど、あまり馴染みのない味付けの料理に出会うことも多く、 美味しい料理もあるけれど、一方ででなかなか箸が進まなかった…という経験をした方もいらっしゃるかもしれません。 (実は私もそんな一人です…^^;)

ところが、ところがです。   このアルケのおせちは、個性が光りながらも、本当にどれを食べても全部美味しい!はずれがない! 「えっ?」と思うような食材の組合せでも びっくりするくらい相性が良く、一体感のある味わいに仕上がっているんです。

これぞ奥田マジック・・・!

いつもおせち料理は最後まで残ってしまうから 夫婦二人に3段重は多いかも… 食べきれなかったらどうしよう…なんて思ったのですが   試食したらどれも美味しくて、 いつもなら翌日(場合によってはさらに翌日…)と持ち越すところを一日でぺろり! 「おせちはなくてもいい」という夫にも大好評。全く飽きず、大満足でした。

おせちは苦手、という方にも …というか、むしろおせちが苦手という方にこそ、ぜひ召し上がっていただきたい逸品です!

 
 
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余談ですが… このアルケのおせちは トリコロール色のお重に入っているのですが これがまたとても可愛らしい♪ 行楽に持っていくのにもぴったりの大きさです。

25cm四方の可愛らしいお重。手に持つとこんな感じです。   美味しいだけじゃなく、おせちを食べ終わった後にも楽しみがある、 遊び心のある素敵なおせちで新年を迎えてみませんか?

 
〉3~4人で食べるならばこちら!6寸サイズの試食レポートもご覧ください♪