さくらんぼの歴史と産地

はるか西の国からやってきたさくらんぼ


さくらんぼの原産地はトルコにあるといわれています。 さくらんぼの産地である寒河江市は、原産地のトルコのギレスン市と姉妹都市の協定を結んでいます。 
トルコで生まれたさくらんぼは、徐々にその生育範囲を広げ、紀元前にはヨーロッパ一帯に広がり、品種改良されて20世紀にはアメリカ大陸へと渡りました。 


山形に根付いたさくらんぼ 


日本にさくらんぼが入ってきたのは、1860年(明治元年)、開拓使などによってアメリカから輸入されたと言われています。 

山形には1875年(明治8年)に、東京から3本の苗木が入ってきました。 
当時、全国各地でさくらんぼの栽培を試みましたが、収穫時期が梅雨と重なるため実が割れてしまい、ほとんどの地で生育が失敗してしまいました。 

そんな中、比較的梅雨期の短い山形県周辺でしか生育が成功せず、今では山形県が全国生産量の7割を占めるまでになりました。 

山形さくらんぼは全国収穫量の75.9%。その他の産地は?

2017年の農林水産省「作物統計」によると、

1位 山形県 14,500t 75.9%

2位 北海道  1,520t 8.o%

3位 山梨県  1,170t 6.1%

と山形県はダントツのシェアを誇っています。