山形生まれの美しさくらんぼ!希少な早生品種「山形美人」

6月上旬、内陸地域で泊まり込みの対応をしている清川屋のさくらんぼ担当スタッフからこんな一報が届きました。

「来年販売したいさくらんぼがあるから写真撮影お願い!」

なんでも清川屋とお付き合いのある農家さんの園地で収穫された、“非常にレアな品種” なのだそう…!
まだ主力品種・佐藤錦が収穫される前、早生シーズンに飛び込んできた嬉しい話。
色は?大きさは?味わいは?どんなさくらんぼかしらとワクワクしながらふたを開けると…色つやばっちりの美しいさくらんぼが顔を出したのでした。

着色強めの深い紅色 確かに“美人”なさくらんぼです

その名も麗し「山形美人」

届いたのは「山形美人(やまがたびじん)」という品種のさくらんぼ。
1998年に品種登録された、山形生まれの早生(早い時期に収穫される品種)のさくらんぼです。
もともと佐藤錦の“枝変わり”として生まれた品種なので、味わいは佐藤錦に似ていています。佐藤錦よりもやや酸味がありますが、甘みとのバランスがよくとても美味しい◎!

見た目は鮮やかな紅色で、実のまんなかに白い縫合線(桃の割れ目にあたる部分)があるのが特徴。「山形美人」という名前の由来も、この美しい見た目からきているのだそうですよ^^

中央部分にみえる白い縦線が縫合線 山形美人の特徴です

あのレアな月山錦よりもさらにレア!?

ところでこの「山形美人」。初めて聞いたという方も多いかもしれません。
それもそのはず、「山形美人」はとにかくレアな品種。
農林水産省のデータ(令和4年調査)によると、山形美人の栽培面積は1.4ha。主力品種の佐藤錦が2000ha近く、新品種のやまがた紅王でも120haあることを考えると、圧倒的に栽培面積が少ないんです。
清川屋のさくらんぼ担当スタッフ曰く、清川屋で取り扱う希少な黄色いさくらんぼ「月山錦」よりも手に入りにくいらしい@@

そんなレアな「山形美人」が、なぜ来年販売できるの・・!?

「今年から借りたさくらんぼ園地に植えられていた樹を育ててみたら、たまたま山形美人だったんだそう。」
「普通は園地に1本あればよい程度だけど、10本近くあるらしくて。それなりに収穫量もありそうだから、来年どう?と提案されたんですよ。」

なるほど、そんな経緯が…!
珍しい品種のさくらんぼが実って、農家さんもさぞ驚いたでしょうね^^;

実は山形美人が品種登録されて間もない20数年前、試験的に販売をしたのですが、
収穫量が思いのほか少なく、その年だけで販売終了した過去がありました。

当時は佐藤錦が圧倒的な人気でしたが、現在は紅秀峰をはじめ様々な品種に注目が集まるようになってきました。
佐藤錦の枝変わりから生まれ、もともとポテンシャルの高い山形美人。
今回まとまった収穫量が見込めるとのことなので、再注目の山形さくらんぼとして期待したいところです…!

食味◎でスタッフの反応も上々です☺

販売するからには食味チェックは重要!
来年用の撮影を終え、お待ちかねの実食です👏
さくらんぼ担当スタッフ的には「早生ではこの品種がベスト」と太鼓判を押す山形美人、果たしてその味は…!?

スタッフ大場

食べた瞬間、うまい✨✨
実はかためで、しっかりとした食感。
味は酸味もあって佐藤錦寄り、だけど甘みも強くて紅秀峰寄りにも感じました。
色も濃い赤で、きれいで美しいさくらんぼでしたよ!

スタッフ渡部

大きさは小ぶりなLサイズくらい。
全体が真っ赤で美しく、真ん中に白い線が入っているので見分けしやすいさくらんぼです。
実も固めなので日持ちしそう。

味は、早生とは思えないほど濃厚で美味しいです!!
佐藤錦と似ていて甘さと酸味が両方あるのですが、そのどちらも強く感じられるのでより味が濃く感じられました。

スタッフ伊藤

色づきよく軸も新鮮!見慣れない線(縫合線)があったら山形美人とわかりやすいですね。
味も美味しかったです!
息子が「山形県の美人さんが育てたの?」と言っていたので、そうだよと伝えておきました◎
来年の取扱いが楽しみです!

佐藤錦よりも数日早く収穫される山形美人。新たな早生品種の仲間入りにいまから期待が高まります✨
色つやも食味もよく、贈り物にも喜ばれそうな予感…!
来年のさくらんぼシーズンが今から楽しみです☺

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