2021年<7月1日>佐藤錦の出荷が完了しました&御礼


 
本日、佐藤錦の出荷が完了しました。
紅秀峰の出荷も進んでおり、こちらも来週には出荷完了となる見込み。
短いさくらんぼシーズンも間もなく終了いたします。

 
 
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清川屋が長年さくらんぼと向き合ってきた中で、今年ほど苦労した年はありませんでした。
 

4月の大事な開花時期。
山形県内の広範囲で2度の霜による凍結、一部では雹も降り、さくらんぼの花が凍ってしまいました。

そのために着果数が少なくなり、県内のさくらんぼの収穫量が大幅に減ることが予想されたため、
清川屋でもさくらんぼの予約受付を過去最短で終了することとなりました。

少なくとも残った実の順調な生育を期待していたのですが、
今度は色づきを左右する昼夜の寒暖差があまりない天気が続き、なかなか赤くなりません。
 

このような状況下でも、
勉強熱心な清川屋の農家さん達は
清川屋さんには良い品を、と取り組んでくださいました。
 
清川屋の現地スタッフは産地に泊まり込み、
日々農家さんと顔をあわせ、声を掛け合いながらさくらんぼを確保。
発送スタッフも検品を迅速かつ丁寧に行い、
無事お客様のもとへ届くよう、祈るような気持ちで運送会社へと託す毎日となりました。

量、品質ともに確保が難しい状況のなか、
最大限より良いさくらんぼをお届けできるように努めましたが、
ご購入いただいたお客様には、例年に比べて物足りなく感じられることもいくらかあったかと思います。
 

天候に左右される商品の難しさを痛感した2021年。
 
それでも「せめて清川屋さんには良いものを」と頑張ってくれた農家さんの想いや
「大不作と聞きましたが美味しかった」というお客様の声に支えられた年となりました。
本当にありがとうございました。
 
来年以降も農家さんとの信頼関係を大切に
楽しみにしてくださるお客様のご期待に添えるよう
さらなる努力と工夫を、農家さんと一緒に進めていきたいと思います。
 
これからもどうぞよろしくお願いいたします。