年末年始に食べられる刈屋梨「新興梨」産地レポート

10月中旬、「特選刈屋梨 新興梨」を手掛ける生産者・伊藤さんの園地にお邪魔してきました。

庭先には手作りの「なし」の旗が!

新興梨(しんこうなし)は、新潟県で生まれた和梨。
2018年のデータでは和梨のなかでは6番目に栽培されいる品種だそう。といっても、和梨全体に占める割合はわずか2%。実は希少な品種の和梨なのです。

取材に訪れた10月中旬、伊藤さんの園地には新興梨がたわわに実っていました。
(奥に見える赤い煙突は、鳥を追い払うための装置だそう)

収穫直前と思いきや、収穫はもう少し先とのこと。
それもそのはず、新興梨は400g~500gにもなる大玉の和梨。
幸水や豊水に比べると100g以上大きいのです@@

新興梨についてお伺いすると、伊藤さん直筆のメモを手渡してくれました。 
メモにはびっしりと新興梨の説明が…!伊藤さんの梨愛が溢れています! 

「酸味は幸水や豊水に比べると強いけれど、甘さも“シャキ感”も強いんです」 
「年末年始に食べられるのが新興の魅力。暖房の効いた部屋で食べる新興は最高に美味しいですよ!」 と伊藤さん。

なるほど、刈屋梨といえば幸水や豊水など秋口に収穫されるイメージがあるので、年末年始にいただける和梨とは貴重な存在。 
果汁たっぷりの刈屋梨を暖かい部屋でいただくのはちょっとした贅沢感さえ覚えそうです☺

新興梨を育てる伊藤さん。私たちとも気さくにお話をしてくださり、何にでも全力投球な熱い農家さんです^^

明るく茶目っ気のある伊藤さん。
「キャッチコピーは“コタツで和梨”とか!」「“二十一世紀はコタツで和梨がナウイ”はどう?!」とキャッチコピーまで考えてくれました(笑)

「新興梨以外にも育てている梨はありますか?」と問うと、作業場に置かれたコンテナをみせてくれました。

中には収穫された刈屋梨がたくさん!
こちらは「鳥海」という品種の梨。伊藤さんちの受粉樹の梨だそう。 

こちらは「豊月」。初めて聞いた品種です。
伊藤さんの果樹園では様々なものを育てているようでした。

伊藤さんの園地からの帰り道、 
一面に広がる梨畑の先に、雄大な鳥海山がそびえていました。 

自然豊かな土壌で育まれた刈屋梨の美味しさは折り紙付き。
伊藤さんイチオシの新興梨を、年末年始にぜひ召し上がってみませんか。

◆おまけ◆ 
伊藤さん直伝の美味しい梨の切り方動画もぜひご覧ください。 
この方法だと「早く切れてまな板いらず」!覚えておくと便利ですよ^^

この記事で紹介した商品はこちら

特選刈屋梨 新興梨

「新興梨」は新潟生まれのずっしりと大ぶりな和梨です。
シーズン最後に収穫される新興梨は日持ちがするので、年末年始にも食べられるのが特徴。和梨好きにはたまらない逸品です。

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