そもそも、”納豆汁”って一体?
最初に紹介しますのが、山形県や秋田県などの雪深い地域で親しまれ、俳句の世界では「冬の季語」ともされている”納豆汁”です。
「ご飯のお供である納豆を味噌汁に入れるなんて、何事…!?」
そう思われる方も、このブログを読んでいる方にはいらっしゃるのではないでしょうか?
山形県では昔、食材が不足しがちになる冬を乗り越えるための保存食として各家庭で自家製作していた納豆は、貴重なたんぱく質でした。
納豆をすり潰して入れてお味噌汁にとろみをつける”納豆汁”は、寒い冬に身体を温める汁物としても最適。
加えて、山形県内だけでも地域によって食べるタイミングは違うらしく、村山地方では七草の節句に、 庄内地方では毎年12月9日に行われる「大黒様のお歳夜」の他・大晦日に、最上地方ではお正月に食べられるそうです。
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