スコップ一本から始まった「稼ぐための農業」
酒井さんは、18歳で東京でレディースアパレルメーカーに勤務した後に、山形でアパレル経営をし、その後36歳で就農しました。
「家族を養うために一番稼げる仕事は何か」を突き詰め、一番可能性を感じたのが農業でした。もちろん知識ゼロ、機械ゼロ。スコップ一本で2000本のナスを植えることからスタートした酒井さんは、アパレル時代に培った「数字を読み、ニーズを掴む力」を武器に、独自の道を切り拓いていきます。
スーパーや産直への直接販売などをはじめ、野菜から米へと、数年をかけて徐々に売り上げを伸ばしました。その過程で増えていった野菜の規格外や売れ残りを持て余し、とにかく何とかしよう、と購入したのが一台の乾燥機でした。
はじめはまったく売れなかったドライ野菜も、デザイナーを入れてパッケージデザインを見直したり、販売場所を開拓することで徐々に売り上げを伸ばしていきました。
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