
清野さんちにアイツがやってきた。
こんにちは、清川屋の渡部です。
本日「訳あり 小玉ふじりんご」のサンプルが届きました。う、ウサヒがいる~!(笑)
渡部「これは朝日町で作ったりんご箱ですか・・?」
清野さん「いや私の家で作ったの(笑)」
バックの絵は町のシンボル・朝日連峰と町の花ヒメサユリ、清野さんちの愛猫があしらわれた清野さんイズム溢れるデザインです。

清野さんと言えば「和合平の特選ふじりんご」。もうかれこれ20年以上は販売しているのではないでしょうか。
出会いは、当時の清川屋社員の親戚が清野さんファンで
「ここのりんごは本当に美味しいから行ってみて!」
と言われて朝日町和合平まで訪ねて言ったのが始まりだそう。
それが衝撃的に美味しくて即取引させてほしいと頼み込んだ、と聞いております。

和合平地区は朝日町の東北部、標高250mほどの台地にあって、見渡す限りりんご畑!
清野庄治さんはこの土地生まれの3代目で、今は奥様のゆき子さんと二人三脚でりんご作りをしています。
寒さを越えて美味しくなるふじりんご

私が初めて訪れたのは2020年の12月で、ふじりんご収獲の最終日でした。
山あいのさらに山の上にある畑の中、みぞれ交じりの雪が時々降るような極寒の中、粛々と収獲して行きます。りんごの軸に貯まる水が凍るような寒さです。
清野さん「りんごの中まで凍ると収穫時に衝撃で割れるので、ある程度溶けた頃に収獲するのよ」
とのこと。いやりんごより人間が凍りそう…。しかしこの凍結と解凍を繰り返すことで、さらに美味しくなるのだそう。
清野さんのりんごを食べたことがある清川屋スタッフが口をそろえて「あそこのりんごはひと味違う」と言われる理由の一つかもしれません。

今年は、全国的にりんごが不作で青森長野のみならず山形もやっぱり大変でした。
猛暑の日焼けや整理落果、秋口の急な冷え込みも重なり、清野さん宅のりんごも全体的にサイズ小さめが多い。
「蜜も少なめなんです…」と冬の初めに清野さんから連絡をいただいたときは若干不安がよぎりましたが、届いたのを食べてみると例年と変わらず美味しい。
甘いんだけど後から少しの酸味もあって、噛むほどに味が濃くなるのが清野さんのりんご。「りんごってやっぱり美味しいんだな~!」と改めて感じさせてくれます。
こんなに美味しいのに、小玉だからという理由だけ紹介しないのもおかしな話。
たくさんあるなら喜んで~!清野さんの体調に無理のない範囲で!(実は庄治さん、昨年末に骨折していたそう)とのことで販売させていただきました。

はい、話に戻って小玉りんごを見てみましょう。10玉ギュッと入っています。
実際の商品は10~11玉入です。段ボールにギュウギュウ入るよう入れていただいているのでどうしても玉数にばらつきが出ます。
手のひらにすっぽりおさまるぐらいの可愛いサイズ。
「和合平の特選ふじりんご」の一番小さい物よりさらに一回り小さいです。
むしろ小玉の方がちょうど食べきれるサイズでよさそう。歯が元気ならガブっと丸かじりするにもいいですね。


私は最近、知覚過敏でかじるのに勇気がいりますが…
ちなみに、私の両親は「りんごは皮と実の間に栄養が詰まっている」と言っており剥かずに食べる派ですが、お好みで剥いたり剥かなかったりして食べてください。
私は生で食べる時は剥く派です。

そのまま食べてももちろん美味しいのですが、生に食べ飽きた方は「ずぼら焼きりんご」はどうでしょう。
皮ごと3~4ミリにスライスして、フライパンに温めたサラダ油大さじ1をひき、砂糖中さじ1を油にまぶしたらりんごを食べる分並べ、中火よりの弱火でこんがり焼くだけ。皮がカリッとして果肉はもっと濃厚な味になりますよ。

油は多めにひいた方が綺麗に焼けます。
フライパンが手間ならオーブントースターでもOK!ご家庭にあればバターで焼いてもよし、シナモンパウダーをまぶしてもよし、バニラアイスに乗っけるのも美味しいです。
ちなみに写真の焼きりんごは社内で作ったのですがオリーブオイルしかなかったため、試しにやってみたらクリームチーズと合いそうな味になりました。
これが本当に今季最後のりんごです。

ふじは濃厚で甘酸っぱい、安定の味わいです。
小玉りんごは1月いっぱいまでの注文受付予定です。
ふじりんごは貯蔵性が高いのですが春になるとやや柔らかくなってきますので今季のりんごはこちらで最後になりそうです。
別商品のこちらも清野さんのりんご「シナノゴールド&ふじ」の詰合せも1月末までの予定です。こちらは色合いが綺麗なのでご贈答で喜ばれそう。
今季最後の食べ収め、ぜひ色々な食べ方で楽しみましょう👋