
知っていましたか?2025年は「やまがたフルーツ」節目の年!
秋も深まり、朝晩の空気がひんやりとしてきましたね。山形の果樹園ではそろそろ秋フルーツの代表格「ラ・フランス」をはじめ、柿やりんごなど美味しい果物が続々と収穫シーズンを迎える季節となりました。
そんな山形ですが、実は今年2025年は「やまがたフルーツ150周年」という大きな大きな節目の年!県内各地で150周年を記念するタイアップイベントが開催されるなど、盛り上がりを見せているんですよ。
今日は山形が“フルーツ王国”と呼ばれるようになったそのはじまりをご紹介!今につながるやまがたフルーツの物語に少しだけ想いを馳せてみませんか?

山形フルーツの歴史――“はじまり”と“ひろがり”の物語
山形県でのフルーツ栽培の歴史のはじまりは、今から150年前の1875年(明治8年)。
当時の山形県庁の敷地内に、明治政府から配布された10種類の西洋果樹の苗木が試植されたことがきっかけでした。
当時、果物といえば和梨や柿が主流だった時代。
そんな中で山形の地に植えられた西洋果樹のなかには、今の山形を代表するフルーツ──さくらんぼ、ぶどう、りんご、西洋なしなど──がいくつも含まれていたのです…!
150年前に山形に植えられた西洋果樹とは?

1.さくらんぼ
1875年、山形県庁に試植された苗木のうち3本がさくらんぼだったという記述が残っています。
翌年には現山形市、東根市、村山市、高畠町の勧業試験場に試植。寒河江市では井上勘兵衛が北海道からさくらんぼ36品種を導入し、自宅の畑に植栽するなど、山形県内全域でさくらんぼ栽培が本格的にはじまり、今日のさくらんぼ王国の礎となりました。
現在、山形県は全国収穫量の約77%を誇る、日本一のさくらんぼの産地となっています。

2.西洋なし
山形県産の西洋梨は全国シェア70%超を誇ります。
その中でも有名なのが果物の女王「ラ・フランス」ですが、山形県内で栽培が始まったのは1903年(明治36年)頃のこと。1875年に山形県庁に試植された西洋なしはラ・フランスではなく別の品種だったようです。
なお、1903年に植えられた樹齢120余年のラ・フランスの木はいまなお現存!この古木から収穫される奇跡のラ・フランスは清川屋でも販売しています。
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3.ぶどう
1875年に山形県庁に試植されたぶどうですが、1876年には現高畠町の勧業試験場にも試植されています。
令和6年産の統計によると、山形県のぶどう生産量は全国第4位。山梨・長野・岡山に次ぐ位置で、特にデラウェアは山形が日本一!夏の味覚として親しまれています。

4.りんご
りんごも青森・長野・岩手に次いで全国第4位の生産量を誇ります。山形は「サンふじ」発祥の地!りんごの名産地・朝日町をはじめ、山形りんごはその品質の良さと糖度の高さに定評があります。

5.すもも
山形県はすものの全国生産量第3位!実は隠れたすももの産地なんですよ。清川屋で取り扱いのある希少な「元祖峰満イエロー」もスモモの品種です。
このほか、いちじく、あんず、まるめろ(西洋かりん)、すぐり、ふさすぐりの苗木も植えられたそうです。様々な品種の苗が植えられたんですね!
1875年の山形県庁への試植は、山形における西洋果樹栽培の“はじまり”として記念すべき第一歩でした。
そして翌年の1876年(明治9年)、山形県の初代県令・三島通庸(みしま・みちつね)によって、果樹栽培はさらに大きく前進。北海道から外国品種の苗木約300本を調達し、山形市内や県内各地に植えられました。
このとき苗木が植えられたのが「勧業試験場(かんぎょうしけんじょう)」という場所。ちょっと聞き慣れない言葉ですが、これは当時の“農業の実験場”のような施設で、「この果物は山形の気候に合うか?」「どう育てたらうまく実るかな?」といったことを試して、地域に広めるための場所だったんです。
三島通庸はこの試験場を活用して、果樹栽培を地域の産業として育てようとしたんですね。
これらの果樹が150年前に山形の地に植えられたことが
今日の“フルーツ王国・山形”の礎になったと思うと感慨深いですよね☺

山形県内各地で150周年イベント開催中!
そんな記念すべき2025年。山形県内各地で「やまがたフルーツ150周年」にちなんだタイアップイベントが多数開催されています!
くだもの狩りにスタンプラリー、くだものEXPOや限定商品など、実て・食べて・楽しめる企画がもりだくさん♪
「やまがたフルーツ150周年ポータルサイト」にタイアップ企画が載っていますので、ぜひこちらを参考に山形を訪れてみてはいかがでしょうか☺

〈告知〉清川屋も山形フルーツを真ん中に繋ぐ“お祭り”開催します!
この「やまがたフルーツ150周年」を清川屋も盛り上げたい!と、山形のフルーツを真ん中に「繋ぐ」お祭りの開催を決定しました!
2025年11月15日(土)・16日(日)の2日間、JR山形駅西口のやまぎん県民ホールイベント広場にて、山形の旬の果物や手しごと、音楽やアートが集まるイベント。その名も「YAMAGATA DATE(ヤマガタデート)」です。
》YAMAGATA DATE開催について プレスリリースはこちら(企業サイトへリンクします)
YAMAGATA DATEは山形県内外の農家さんやつくり手の方、そして清川屋が一緒になってつくるイベント。マルシェコーナーでは山形県内を中心に全国各地から約50社の出店者が集結します。
さらに、山形の食材と東京で活躍するシェフが特別コラボ!限定ラーメンやアイスクリームなど、ここでしか食べられないお料理も登場します♪
また、イベント開催に先立ち、公式通販サイトでは農家さんを応援する「YAMAGATA DATEおみやげBOX」を販売中!
公式Instagramも開設しましたので、こちらもぜひご覧ください☺
…と、今回は告知まで♪詳細は後日改めてブログにてご紹介いたします!
「おいしい」「たのしい」を通じていつもとは違う山形に出会える、特別な催し。
ぜひ楽しみに続報をお待ちくださいね♪