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山形の冬と聞いて、どんな景色を思い浮かべますか?
しんしんと降り積もる深い雪、厳しい寒さ。雪に覆われた田畑は、活動が止まっているようにみえるかもしれません。この「寒さ」と「時間」こそが、山形のおいしさを育てるためになくてはならないものなのです。
雪の下で、大地は静かに春の準備をしています。
農家さんたちもまた、春の訪れを待っているだけではありません。
冷たい風の中で果樹の枝を整える人。ハウスの環境を細かく管理する人。収穫した果実で新たな魅力を作る人。冬のあいだも、おいしさのために毎日忙しく手を動かしています。
私たちが伝えたい「待つ」とは、何もしない時間のことではありません。手間を惜しまず、愛情を注ぎながら、おいしくなる時を信じて育て続けること。厳しい冬があるからこそ、作り手たちはより丁寧に、まじめに食と向き合っています。
雪深い冬に耐え、春を待ち、完熟を待つ。そうして積み重ねられた時間と、作り手の想いが凝縮された「山形のおいしさ」を、ぜひ味わってみてください。


「ひとかじりであふれ出す濃厚な果汁。それが、完熟の証。」
――鈴木農園

寒さに耐え、じっくりゆっくり
雪国だからこそ、この甘み
鈴木農園があるのは、さくらんぼの名産地・東根市。さくらんぼをはじめ、高い技術力で様々な果樹栽培を手掛ける鈴木拓矢さんが冬に育てているのが、「とちおとめ」です。
山形の冬は寒く、日照時間も短い。栽培効率だけを見れば、苺の栽培には不向きな土地かもしれません。しかし、その厳しさこそがおいしさの秘密です。
苺は寒さに耐えながら、ゆっくり、じっくりと色づくことで、養分を逃がさず濃厚な甘みを蓄えます。ヘタのきわまで赤く染まる完熟を待ち、香りが立つその瞬間に朝摘み。デリケートな果実をやさしく包み、その日のうちに送り出します。
時間をかけて育った果実は、中身がギュッと詰まったしっかりとした食感。口いっぱいに濃厚で爽やかな果汁があふれ出します。



念願叶って、昨年苺栽培の本場・オランダに行ってきました。
技術の高さ、規模に感動…。味は負けませんけどね!
雪国の朝採り苺
清川屋の苺スイーツづくりにもかかせない苺の中でも大粒で濃密な粒を厳選してお届けします。
色づきが遅く、収穫まで時間がかかる分、ジューシーで濃厚な味わいが魅力です。
◆2月中旬~4月中旬お届け(日付指定不可)


わっ、いい香り!練乳なんていらないくらい甘~い!
「ブルーベリーが最高だから特別なレシピはいらない。」
――月山高原鈴木農園

夏の完熟を閉じ込めて 情熱と煮詰めた深紫
月山山麓の美しい水と冷涼な気候に恵まれたブルーベリー農園「月山高原鈴木農園」。夏、にぎわいを見せた畑はひっそりと静まり、次の実りの季節を待っています。
一方、工房では鈴木拓真さんとお母さんが肩を並べ、ひと抱えもある鍋に向き合っていました。クツクツと煮え、鍋肌を深紫に染めるジャムは、見るからに濃厚です。
材料は、旬の時期に「最高の瞬間」を冷凍で閉じ込めた完熟果実と必要最低限のものだけ。
「ブルーベリーは、身体にいいろ?味はもちろん、健康のためにもウチのは甘さ控えめだ。」そう話すのは、繁治さん。
おいしさの秘訣を尋ねると、「特別なことはなにもさね(しない)。大事なのは情熱よ。本気で作ったブルーベリーがあれば、うまくなんなだ。」と自信に満ちた笑顔が返ってきました。



鈴木拓真さん
今の夢は、拓真を立派に育てること。
いくつになっても夢はなぐならねな(なくならないね)!
月山高原鈴木農園
ブルーベリージャム・ジュース
有機JAS認定を受けた、安心・安全の完熟ブルーベリーから作られたジャムとジュースは、優しい甘さながらも濃厚で、ブルーベリー本来の味を心ゆくまで堪能できます。ジュースは焼酎や炭酸水で割ってもおいしく召し上がれます。

月山高原鈴木農園
有機冷凍ブルーベリー
日本最大級のブルーベリー農園「月山高原鈴木農園」から、有機JAS認定のブルーベリーを冷凍でお届けします。
そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトやスムージーにもおすすめです。
※ご注文から出荷まで、1週間~10日ほどかかります


鈴木家の定番!ということで、ヨーグルトにジャムを添えてごちそうになりました。果実感が濃くておいしい~♪
「やるからにはドライフルーツで山形一位になってやろう。」
――のら農園

規格外の果実で拓く 新たな可能性
上山市の米農家、酒井正樹さん・秀美さんの挑戦。それは、廃棄されるはずだった果実に新たな可能性を見出し、地域を元気にすること。
掲げた目標は、「ドライフルーツで山形一位」。低温でじっくりと乾燥させ、水分が抜けるのを待つことで、果実の旨みを凝縮させます。また、時間をかけるのは素材集めも同じ。一軒ずつ農家を回り、「規格外品を価値あるものにしたい」を情熱を伝え、根気強く待つことで、信頼関係を築き上げました。
そうして生まれたドライフルーツは、噛むほどに広がる優しい甘み。
秀美さんがひとつひとつ仕上げる特製「さくらんぼサンド」も、その深い味わいが決め手です。夫婦二人三脚での挑戦は、続きます。



酒井秀美さん
山形ファインフードコンテストでは3年連続で最優秀賞を受賞しました!次の挑戦はおいしい干し芋!
のら農園ドライフルーツ
上山市の農園で育った採れたてのフルーツをドライフルーツに仕上げました。果物の旨みと栄養がギュッと濃縮されています。
◆さくらんぼ / ラ・フランス / りんご / デラウェア / 柿 / 角切りミックス / ドライフルーツチョコレート の7種類がございます

山形生まれのさくらんぼサンド
山形県産さくらんぼでつくったドライフルーツをたっぷりのクリームといっしょに、はえぬき米粉クッキーでサンドしました。さくほろ食感のクッキーと甘酸っぱいドライさくらんぼを楽しめます。


ふわっとしたクリームと甘酸っぱいさくらんぼ。濃厚そうな見た目に反して意外と軽い口当たりですよ。
「いろんな柿で試したけどダメ。ここのだからこの味になるのよ。」
――松ヶ岡農場

待つを重ねてたどり着く 昔ながらの味
「松ヶ岡の柿じゃないと、この味が出ないのよ」。そう語るのは、松ヶ岡農場の代表・金子涼子さん。かつて別の産地の柿で試作をした際、糖度は同じでも、どうしても味に「コク」や「深み」が出なかったといいます。
秘密は、月山の火山灰を含んだ松ヶ岡特有の環境と100年以上継承される栽培技術。その恵みを凝縮させるため、干し方にもひと工夫。一気に乾かすと表面だけ硬くなるため、あえて途中で乾燥を止め、果実を休ませる時間をつくります。
乾燥と休息を繰り返しながら、じっくりと干した「おばこ柿」は、中はみずみずしく、和菓子を思わせるやわらかさ。この土地と人の手が生み出す、昔ながらの冬の甘味をご賞味あれ。



清川屋さんのは特別キレイなのを選んでるのよ。
松ヶ岡おばこ柿
遠赤外線でじっくりと干しあげた干し柿は色合いが美しく、表面はしっとりとして中はみずみずしく、上品な和菓子のような味わいです。表面の白い粉は柿霜(しそう)と呼ばれる糖分で、甘い干し柿の証です。

「飾らないあめ色がいい。自然の甘さが活きている。」
――石川農場

スイーツのように、ふわり 無添加で仕上げた半熟
深く落ち着いたあめ色は、燻蒸(くんじょう)処理を行わない無添加の証。
石川農場の手作り「庄内あんぽ柿」は、自然豊かな鳥海山の麓・酒田市八幡地区で自ら栽培した庄内柿だけを原料に、乾燥と熟成を5日以上繰り返す丁寧な製法で作られます。
じっくり時間をかけることで渋が抜け、甘みが凝縮。種もなく、しっとり柔らかな食感と優しい甘さは、まるで半熟スイーツのよう。
クリームチーズなどを合わせてもおいしく召し上がれます。


やわらか干し柿
~絹の口どけ~
有機肥料で育てた自家栽培の庄内柿だけを使い、無添加で仕上げた手作りあんぽ柿です。
干し柿よりも水分が多く、種もないので、まるで半熟スイーツのようにとろける食感が楽しめます。

「堀りたてじゃまだ早い。じっくり寝かせて引き出すの。」
――マルノー山形

作り手の想いが息づく熟成の甘み
どこまでも実直に地元の味と向き合い、「庄内のおいしさを届けたい」という一心で、伝承の技を守るマルノー山形。
素材は、地元産の「紅はるか」。収穫後、すぐに加工せず、じっくり寝かせて甘みを引き出すのが、おいしさへの近道。熱々のうちに手作業で皮を剥き、時間をかけて干し上げれば、輝く黄金色に。ほどよい柔らかさで、噛むほどに優しい甘さが広がる素朴な味わい。手間ひまを惜しまない真面目な手仕事と、この土地の豊かさが生んだ結晶です。


庄内産 紅はるか干し芋
繊維質が少なく、なめらかな庄内産「紅はるか」を丁寧に干しました。ほどよい柔らかさで、噛むほどに優しい甘さが広がります。

