山形の初夏のしあわせ!さくらんぼ号カタログ発行 〉 ※GW期間中の営業・商品のお届けについて 〉
2023.04.12
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2/24に開催される大山の酒蔵・新酒まつりを前にして賑わう大山。 そんな中で今回訪れましたのは大山地区4酒蔵の一つ、加藤嘉八郎酒造さん。 「人と酒、人と人の調和を目指す」―言葉通りの歴史を重ね、加藤嘉八郎酒造は山形県内でも指折りの出荷量を誇る酒蔵です。 創業は1872年(明治5年)。大山4軒の酒蔵の中では一番最後にできた酒蔵なのですが、 創業当時の社長が「いつか大山を代表する酒蔵になってやる!」という意気込みで銘柄名に「大山」と名付けたという、とても向上心溢れる由来があるようです。
タンク内をかき混ぜるブレードの調整や温度管理を行う制御盤。 加藤嘉八郎酒造で独自開発したオリジナルの醸造装置です。
様々な種類の日本酒を醸造している加藤嘉八郎酒造さんの商品の中で、最も人気なのが「特別純米酒・十水(とみず)」。 十水とは、江戸時代から伝わる米の旨味がよく出ると言われている伝統的な仕込み方法。ですが、出来上がりの量が少ないことと、発酵の管理が難しいのが難点です。そこをカバーするために、加藤嘉八郎酒造さんでは品質の向上のための自社開発や、外部の良い技術を積極的に取り入れています。 例えば、 ①酒蔵内でもろみや麹を運ぶのに、それまでは人が手で運んでいたのを、パイプを使って送り込むことで、酸化劣化を最小限に抑えられるようにする。 ②均等にお酒を攪拌したり、温度を0.2度の精度で管理できるようにする「OSタンク」という丸底タイプのタンクを独自開発。 などです。 「今より美味しいお酒を、手ごろな価格でたくさんの人に届けたい」という意識の顕れですね!
逆をいえば、品質が向上することにならとことん手間をかけます。仕込み用の水は、月山付近にある赤川の上流水をタンクに詰めて、トラックで毎日3往復して運んでいるのだそう。 また、搬入したお米は自社で持っている精米工場で低温精米するのですが、その日その日で米の乾燥具合が違うため、使用するお米60万kgを20人ほどの従業員で全て手洗いしているのだとか! 人の手でするところは思いっきり手仕事。味を突き詰めているのが加藤嘉八郎酒造さんの真骨頂なのかもしれません。
加藤嘉八郎酒造取締役の加藤嘉晃さん。後ろは創業当時の加藤嘉八郎酒造の図。
「作り手だけが目指す味だけじゃなくて、飲む人の声を聴きながら商品を開発していきたいですね。その上で加藤嘉八郎酒造らしいお酒を目指していきたいと思っています。」 そう語る加藤嘉八郎酒造取締役の加藤嘉晃さん。 4代目社長の加藤有造さんの息子さんですが、日本酒好きが高じてこの道に入ったと言う自他ともに認めるお酒好きだとか…♪ そんな加藤さんに、今季おすすめのお酒を紹介してもらいました。 実は今回、山形銘菓と素敵なコラボも…?
『加勢鳥』は山形県上山市で毎年2月11日に開催される、五穀豊穣や商売繁盛を願うために火伏せの神様である「加勢鳥」に祝い水を掛ける祭事です。 若者がケンダイという藁蓑(ワラミノ)を被り、上山城の前で「カッカッカーのカッカッカー」と加勢鳥として歌いながら踊り回り、最後には彼らをお酒やお餅で労うのが一通りの流れです。 また、抜け落ちた藁には意外な効能も…? 詳しくは清川屋のインスタグラムをチェックです♪ インスタグラムの投稿はこちらからご覧いただけます! 〉
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