疑問解決!「だだちゃ豆」とは?枝豆との違い、栽培、収穫時期は?

山形の夏、地元の人々が盛り上がる夏野菜をご存知ですか?
その名は「だだちゃ豆」。山形県鶴岡市で採れる枝豆です。近年よくメディアに取り上げられるようになったので耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

とはいえ、山形県外にお住まいの方にはまだまだ馴染みの少ないだだちゃ豆。
そもそもだだちゃ豆ってどんな豆?枝豆とは違うの?どんな特徴があっていつ、どこで収穫されるの?
そんなお客様からよく頂戴する疑問にお答えいたします!

「だだちゃ豆」とは?

「だだちゃ豆」とは、山形県鶴岡市の在来野菜で、いわゆる茶豆の一種。くびれた小ぶりなサヤに茶色の産毛が生えた、甘みと香りの強さが特徴的な枝豆です。
金峰山(きんぼうざん)の麓に広がる鶴岡市郊外の白山(しらやま)地区で誕生しただだちゃ豆は、わずか数軒の農家が、江戸時代から代々その美味しさを守り続けてきました。現在でも山形県鶴岡市でしか栽培されていない特産品です。

噛めば噛むほど味わいが増し、旨みと甘みが広がる美味しさで、「日本一美味しい枝豆」「枝豆の王様」とも呼ばれています。

「これ食っとけば夏バテしねもんだ」と言うばばちゃんの言葉通り、栄養もたっぷり。サヤをはずすのを手伝ったり、花火大会に持参したり…山形の夏の思い出にはどこかしらにだだちゃ豆があります。
だだちゃ豆のない夏なんて!と思わせるほど地元民に愛され親しまれている絶品枝豆。山盛りに茹で上げて食卓にどーんと置いたら、子どもから大人までみんなが思い思いに手を伸ばして旬の味を楽しみます。

枝豆って実は大豆なんです!

枝豆は大豆が完熟する前の緑色の状態(=若い状態)で収穫して食べるもの。
知らずに食べている方も多いのではないでしょうか?

枝豆は完熟した大豆の種の皮の色によって、「白毛豆(別名:青豆)」「茶豆」「黒豆」の大きく3系統に分類されます。
だだちゃ豆の種は茶色なので、「茶豆」に分類されているというわけです。

だだちゃ豆の種(=大豆の状態)。茶色い皮でおおわれているのがわかります。

ちなみに枝豆の段階(未熟な状態)では、どの分類であっても豆は緑色をしています。だだちゃ豆は薄皮が茶色っぽいですが、やはり豆自体は緑色です。
なお大豆は分類上「豆類」になりますが、枝豆は「野菜類(緑黄色野菜)」に分類されるのだとか。栄養も枝豆と大豆では違いがあります。面白いですよね☺

だだちゃ豆は「だだ茶豆」ではないの?

前述のとおり、だだちゃ豆は茶豆の一種。そのためか「だだ茶豆(ダダ茶豆)」と変換・検索されることも多いのですが、「だだちゃ豆」が正解です。
だだちゃ豆の名称の由来は諸説ありますが、庄内地方の方言「だだちゃ」から来ているというのが有力です。詳しくは「だだちゃ豆の由来・歴史」の記事でご紹介しています。

枝豆はサヤに3粒入っているものが多いですが、だだちゃ豆は2粒サヤが多いといわれています。

「だだちゃ豆」と「枝豆」の違いは?

お客様からも聞かれることが非常に多いのですが、「だだちゃ豆」は枝豆の一種です。
しかし、枝豆は枝豆でも、だだちゃ豆は山形県鶴岡市でしか栽培されていません。ここでしか手に入らない美味しい枝豆がだだちゃ豆なのです。

だだちゃ豆は他の枝豆に比べて小ぶりで、豆の間が深くくぼんでいます。また、さやにしわが寄っていて、表面に細かい茶色のうぶ毛が生えているのが特徴です。
見た目はあまりよくありませんが、甘みと独特の濃厚な風味、香りの強さはだだちゃ豆特有のもの。その美味しさからブランド枝豆のひとつとしても数えられています。

「だだちゃ豆」はどこで栽培されているの?

庄内平野の一角、山形県鶴岡市で栽培されています。

約百年もの間、代々受け継がれてきた在来野菜「だだちゃ豆」。
特にだだちゃ豆発祥の地、鶴岡市白山(しらやま)地区で収穫されるだだちゃ豆は、その美味しさから「日本一の枝豆」「枝豆の王様」とも呼ばれます。
その理由は、白山地区独特の風土にあります。この近隣は痩せた砂地で、マメ科の生長に欠かせない根粒菌が好む土地です。更に、近くを流れる湯尻川(ゆじりがわ)から立ち上る朝もやが、だだちゃ豆を潤し美味しさを封じ込めています。

だだちゃ豆はとてもデリケートな枝豆で、栽培する土地が合わないと風味が落ちるため、旧鶴岡市内以外ではうまく育たないといわれています。
鶴岡市は、だだちゃ豆が美味しく育つ特別な環境が整っているのです。

白山?鶴岡?寺田?清川屋のだだちゃ豆の産地について

清川屋では鶴岡市内でも特に発祥の地・白山地区で収穫される「白山村産だだちゃ豆」と、白山を除く鶴岡市内全域で収穫された「鶴岡だだちゃ豆」のだだちゃ豆を中心にご紹介しています。
※数量限定で寺田村産だだちゃ豆もございます。

「白山村産だだちゃ豆」の「白山地区」とは?

鶴岡市郊外にある白山(しらやま)地区は、だだちゃ豆発祥の地。森屋初という女性が隣村からもらった豆の種を白山で育たところ、とても美味しい枝豆ができたのが始まりです。

30数軒の地区全域に灌漑(かんがい)設備を敷いており、畑の下に埋まっている給水パイプで水分調整をすることで、日照りや大雨による影響を最小限にしています。
だだちゃ豆専用の畑を持つ白山地区ならではの取り組みで、発祥の地に恥じないものを作る農家さんの心意気が、美味しいだだちゃ豆の品質に繋がっています。

「白山だだちゃ豆」と「白山村産だだちゃ豆」は同じなの?

実は「白山だだちゃ豆」には2種類あると言われています。
ひとつは「“品種の”白山だだちゃ豆」、もうひとつは発祥の地・白山地区で育てられたことを示す「“産地の”白山だだちゃ豆」です。

どちらも「白山だだちゃ豆」と呼んで間違いないのですが、特に 「“産地の”白山だだちゃ豆」は、白山地区でたった30数軒の農家さんしか栽培しておらず、とても希少です。
清川屋では、希少性の高い「“産地の”白山だだちゃ豆」にこだわり、品種の白山だだちゃ豆と区別するため「白山村産だだちゃ豆」の名称でお届けしています。

「鶴岡だだちゃ豆」の産地はどこ?

鶴岡だだちゃ豆」は、白山地区を除く旧鶴岡市内で栽培されただだちゃ豆のこと。
清川屋の厳しい品質基準をクリアしたものだけを厳選してお届けしています。

7月下旬~収穫の「小真木(こまぎ)だだちゃ豆」、9月初旬~収穫の「尾浦(おうら)だだちゃ豆」も旧鶴岡市内で栽培されたもの=鶴岡だだちゃ豆に分類されます。

「寺田村産だだちゃ豆」の「寺田地区」とは?

「寺田村産だだちゃ豆」は、白山地区の隣に位置する寺田地区で栽培されただだちゃ豆のこと。
前述のとおり、だだちゃ豆発祥の地として知られる白山地区のだだちゃ豆ですが、実はこの種はもともと寺田地区から貰い受けたものだったのです。
寺田地区は、だだちゃ豆のもう一つのルーツの地、と言えます。

清川屋ではこの寺田地区のだだちゃ豆を特別に竹すだれ箱に入れ、数量限定「寺田村産だだちゃ豆〔極味〕」としてお届けしています。

「だだちゃ豆」はいつ収穫されるの?
“早生”や“本豆”って何が違うの?

だだちゃ豆は7月下旬~9月にかけて収穫されます。
だだちゃ豆の最盛期は8月中旬~下旬。この時期に収穫されるだだちゃ豆は「本豆(ほんまめ)」と呼ばれています。
清川屋では収穫時期ごとに「小真木だだちゃ豆(極早生)」「早生」「本豆」「尾浦だだちゃ豆(晩生豆)」の4つの時期のだだちゃ豆をご紹介しています。

収穫時期や呼び方だけでなく、だだちゃ豆自体もほんの少し違いがあるんです。
4種類のだだちゃ豆について詳しく見ていきましょう。

〈7月下旬~収穫〉小真木だだちゃ豆

小真木(こまぎ)だだちゃ豆」は、だだちゃ豆の中で最も早く7月下旬頃に収穫される“はしり”の品種です。収穫時期的には“極早生(ごくわせ)”に分類されます。

初物ながら茹でると立ち上る独特の香り、噛むほどに広がる爽やかな甘みはだだちゃ豆ならでは。「待っていました!」とこの品種から順にご注文くださるファンの方も多くいらっしゃいます。

〈8月上旬~中旬収穫〉早生豆(わせまめ)

8月中旬~下旬に収穫される最盛期のだだちゃ豆(=本豆)の中から早く収穫されただだちゃ豆を選別してまた翌年に植え、また早く収穫されたものを選別して…と繰り返すことで生まれただだちゃ豆です。
収穫時期は8月上旬~中旬頃。お盆の時期に食べられるとあって根強い人気があります。

味わいは本豆とほぼ変わりません。が、その年の気候条件などによっては本豆より美味しいかも!?とスタッフ間で盛り上がることも。
早生豆から本豆への切替時期(品種の「早生白山」から「白山」へバトンタッチする頃)などは農家さんにそう言われなければ区別がつかないほど美味しいんですよ。

早生シーズンのだだちゃ豆は「鶴岡だだちゃ豆」「白山村産だだちゃ豆」「寺田村産だだちゃ豆」の3つの産地からお選びいただけます。

〈8月中旬~下旬収穫〉本豆(ほんまめ)

だだちゃ豆の最盛期にあたるのが本豆。お盆を過ぎた8月中旬~下旬頃に収穫されます。香りがよく、シーズンを通して収穫量が最も多くなります。
だだちゃ豆本来の深い味わいを楽しむなら本豆がおすすめです。

本豆シーズンのだだちゃ豆は「鶴岡だだちゃ豆」「白山村産だだちゃ豆」「寺田村産だだちゃ豆」の3つの産地からお選びいただけます。
袋入りだだちゃ豆のほか、木箱入りやセット商品、枝付きだだちゃ豆など幅広いラインナップが揃う時期でもあります。

〈9月初旬~中旬収穫〉尾浦だだちゃ豆

だだちゃ豆の中で最も遅く9月初旬から収穫される“なごり”のだだちゃ豆が「尾浦(おうら)だだちゃ豆」です。晩生品種にあたります。

本豆よりも緑色が濃く、サヤは大ぶりでふっくら。香りは弱めですが、早生豆・本豆を凌ぐほどの甘さが特徴でだだちゃ豆ファンを唸らせる味わいが人気です。
冷凍保存や料理にも向くので、茹でていただくのはもちろん、幅広い楽しみ方でお召し上がりいただけるだだちゃ豆です。

7月下旬~9月までの約2ヶ月間、たっぷりその味を楽しめるだだちゃ豆。
同じだだちゃ豆と思いきや、意外と収穫時期によって味わいが変化するので、食べ比べを楽しむのも一興です。

なお、「シーズンを通してだだちゃ豆の食べ比べをしたい!」という方には「だだちゃ豆定期便」がおすすめですよ☺
〉旬を逃さず食べ比べる贅沢!「だだちゃ豆定期便」はこちら

この記事で紹介した商品はこちら

清川屋のだだちゃ豆

香り・旨味・コク とまらない美味しさが魅力の鶴岡名産「だだちゃ豆」。早生→本豆→晩生と楽しめるお得な頒布会や、白山産・鶴岡産 を比べられる食べ比べセットなど50種類以上をご用意しております。
ご贈答品もご家庭用も、お取り寄せだだちゃ豆なら清川屋にお任せください。

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