真夏の収穫事情~スイカ編~〈8/8産地情報〉

こんにちは、連日35度以上の好天気が続く山形です。
沖縄などは台風6号で大変なことになっておりますが、山形では台風の影響はまだなく、とにかく暑いです。
そんな中で果物はすくすく育ち、むしろ例年より収穫が早いかも!と言われまして、慌てて収穫直前の現場を訪ねました。

今年初めてご紹介させていただいた黄色スイカ「金色羅皇」の畑。
実は4月にお伺いした時は↓上記のように畝と畝の間をたっぷり開けていたのですが

こちらが4月の畑。当時はこんなに畝の間を開けてていいのかなと心配になったものでした

8月現在は・・・・一面の草原で何が何だか・・・。
「畝の間が狭いと、スイカの生長がうまくいかなくて奇形になってしまったりするのでスペースはたっぷりとります」と説明されたのに納得。スイカものびのび育った方が大きく育つんですね。

実はこのスイカ、日焼け防止用の紙製の帽子をかぶっていましたが、撮影のため外させていただきました

こちらは生産者の我妻さん。
奥様のご実家を継ぎ、当初は野菜農家を始められたのですが、家族みんながスイカ好きだから、という何ともストレートな理由でスイカ作りを始めたところ、育ったスイカが美味しいと周りで評判になり、今ではスイカメインの農家さんとして活躍しておられます。好きってパワーはすごい。

ちなみに畑に刺さっている赤や青い棒は、スイカの位置と収獲日数を教えてくれるもの
棒がないとうっかり踏んでしまいそう・・・

こちらは選果場。現在は「縞無双」という赤肉スイカの出荷真っ最中です。
出荷時にスイカをたたきながら選果するのを見て「スイカの良し悪しはどう音が違うのでしょうか?」と尋ねたところ、実際に聞き比べさせていただきました。

ハッキリ音がこう違う!というわけではないのですが、耳に当ててスイカをたたくと、響きが違う。良いスイカは音が反響するような、バイィィ…ン!という響き。悪いスイカはそれがなく、バン!という感じでしょうか。

一玉ずつ音で確認して出荷しています。聞き比べないと中々違いが分からないかも。

金色羅皇はもうすぐ収穫!8月10日には出荷になるそうです。楽しみにお待ちくださいませ。

出荷中の赤肉スイカを持ってご夫婦でパチリ。

この記事で紹介した商品はこちら

金色羅皇スイカ

黄金色の果肉がひときわ目を惹く、2020年生まれの新品種「金色羅皇(こんじきらおう)」。
最も特徴的なのがその甘さ。スイカはおよそ糖度12度程度ですが、金色羅皇は15度以上になることもあります。
一口食べるとスイカのシャリ感と濃厚な甘さの両方が楽しめます。
(2023年度分の受付は終了しました。来年お楽しみに)

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