目次
山形県は、豊かな自然と深い歴史が共存する魅力的な観光地です。
特に、県内に点在する歴史的な城は、戦国時代から江戸時代にかけての壮大な物語を今に伝える貴重な文化遺産です。
本記事では、山形県を代表する4つの城、山形城、上山城、米沢城、鶴ヶ岡城について、その歴史、見どころ、そして周辺の観光スポットを詳しくご紹介します。
歴史愛好家はもちろん、家族連れの方々にも楽しんでいただける内容となっています。
山形の城を巡る旅は、単なる観光以上の深い文化体験となるでしょう。

山形おすすめの城(1)山形城(霞城)
~最上義光の居城と本丸跡の探訪ガイド~
「山形城(やまがたじょう)」は現在の山形市中心部にあったお城で、別名「霞城(かじょう)/霞ヶ城(かすみがじょう)」とも呼ばれ、戦国時代から江戸時代初期にかけて山形の政治・文化の中心地として栄えました。
山形城は最上義光の居城として知られ、東北地方における重要な拠点でした。
1986年には国指定の史跡に、2006年には日本100名城に選定されています。
現在は霞城公園(城址公園)として市民の憩いの場となっている山形城。本丸跡は広々とした公園になっていますが、随所に当時の面影を感じられます。
特に注目すべきは江戸時代初期に築かれた石垣で、その精巧な技術に驚かされます。また、城を囲む堀の一部も残されており、往時の防御施設の規模を想像させます。
霞城公園は春には桜の名所としても人気で、公園内に咲き誇る桜は絶景!
近隣にある霞城セントラルからは山形市街を一望でき、現代と歴史が融合した独特の景観を楽しめます。
また、徒歩圏内にある山形県立博物館では、山形の豊かな歴史と文化について学ぶことができ、城の歴史をより深く理解するのに役立ちますよ。

山形城の概要と歴史的背景
山形城は、山形市の中心部に位置し、東北地方の歴史において重要な役割を果たした城郭です。別名「霞城(かじょう)」としても知られ、その名は周囲の霞がかかったような美しい景観に由来すると言われています。
城の起源は南北朝時代までさかのぼります。足利尊氏と同じ清和源氏の一族である斯波兼頼(しばかねより)は、北朝方の武将として延文元年(1356年)に羽州探題に任命され、山形に入りました。兼頼は山形を拠点とし、翌年から山形城の築城に着手。そして、寺社を復興させるなど宗教政策を中心とした施策を行い、民心を安定させ、山形の礎を築いたのです。
その後、子孫は室町幕府から「最上屋形」の称号を賜り、最上氏を名乗るようになりました。
約170年後、天文15年(1546年)に最上義守の嫡男として、後の最上家11代当主・最上義光が誕生。義光は当時の東北地方で最も有力な大名の一人であり、山形城を中心に最上氏の勢力を拡大しました。
江戸時代初期には、最上氏の改易後、鳥居氏、保科氏、松平氏と城主が変遷。元和8年(1622年)に山形城主となった鳥居忠政、そしてその後を継いだ保科正之によって、二ノ丸の堀や土塁、石垣は改修されたと言われています。
山形城は、単なる軍事施設ではなく、政治・文化の中心地としても機能しました。城下町には武家屋敷や商家が立ち並び、経済活動も活発に行われていました。
明治維新後、多くの城が取り壊される中、山形城も例外ではありませんでしたが、幸いにも石垣や堀の一部が残されました。
現在は市民の憩いの場として親しまれ、歴史的価値と自然の美しさが調和した場所となっています。毎年多くの観光客が訪れ、山形の歴史と文化を体感できる貴重なスポットとなっています。

山形城の見どころ
見どころ(1)本丸跡:往時を偲ぶ広大な公園
かつての本丸があった場所は、現在、市民に親しまれる広々とした公園となっており、四季折々の自然を楽しみながら、ゆったりと散策できます。
特に春の霞城公園は桜が咲き誇り、美しい景観を楽しめるため、多くの山形市民がこの公園でお花見をすることを楽しみにしているんですよ!
本丸跡は歴史を感じる空間になっていて整備された芝生や樹木の間を歩きながら、かつてここに天守閣がそびえ立っていたことに思いを馳せることができます。
イベント会場としても機能していて年間を通じて様々な文化イベントや祭りが開催され、地域の文化発信の場となっているんですよ。
見どころ(2)石垣:江戸時代の技術の粋
山形城の石垣は、最上氏の時代にも石垣は存在していましたが、現在見られる石垣の大部分は、最上氏改易後の鳥居氏や保科氏による改修によって作られたものになっています。
山形城の石垣は、大小の石を巧みに組み合わせた「野面積み」と呼ばれる技法が用いられており、その精密で精巧な技術に驚かされます。
また、築石から400年以上の歳月を経た今でも、その姿をほぼ完全な形で保っており、歴史的価値が高いことは特筆すべき点です。
苔むした石垣は、歴史的な雰囲気を醸し出しており、絶好の撮影スポット。同様に二ノ丸東大手門復元された立派な櫓門も人気の撮影スポットになっており、写真愛好家にも人気です。
見どころ(3)堀:城の防御を物語る遺構
城を囲む堀の一部が現在も残されており、往時の防御施設の規模を想像させます。
水を湛えた堀は、周囲の緑や石垣と相まって美しい景観を作り出しています。
堀の規模や構造から、当時の城郭防御システムについて学ぶことができるとあって、山形城は歴史学習の場にもなっているんですよ。

山形城周辺のおすすめスポット3選
おすすめスポット(1)最上義光歴史館
「最上義光歴史館」は、山形城を築城し、山形の礎を築いた戦国武将・最上義光と最上家、そして山形の歴史を深く知ることができる博物館です。
義光公が実際に使用した甲冑や兜、貴重な資料の数々を展示しており、その生涯や功績を詳しく学ぶことができます。歴史ファンはもちろん、初めての方でも楽しめる工夫が凝らされています。
周辺には、義光公の騎馬像や眠るお寺など、ゆかりの地が点在していますので、歴史館を訪れた後は、周辺散策もおすすめです。
山形の歴史と文化を肌で感じることができる最上義光歴史館。山形城を知る上でぜひ訪れてみてくださいね。

最上義光歴史館
住所/山形県山形市大手町1-53
開館時間/9:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日/月曜日(祝日の場合は翌日休館)
入館料/無料
アクセス/JR山形駅から徒歩約15分
バス:霞城公園前バス停から徒歩1分
公式HP/https://mogamiyoshiaki.jp/
※そのほか詳細は公式HPをご確認ください
おすすめスポット(2)霞城セントラル
「霞城(かじょう)セントラル」は城址から近い場所にある高層ビルで、山形のランドマークとなっています。
最上階の23階展望ロビーからは、山形市街を360度見渡すことができ、晴れた日には蔵王連峰も望めます。上層階には眺望の良いレストランがあり、食事を楽しみながら景色を堪能することができますよ。
また、連絡通路でJR山形駅やS-PAL山形とも繋がっているのでアクセスも抜群!エスパル山形にはさまざまなお店が入っておりショッピングを楽しむこともできますよ。
なお、霞城セントラルから連絡通路を通ってすぐのところに、清川屋 山形S-PAL店と0035 BY KIYOKAWAYAの2店舗がございます。山形みやげの購入はもちろん、0035 BY KIYOKAWAYAでは焼きたての高級生食パンの販売や、カフェスペースでくつろぐこともできますよ。山形城観光、霞城セントラルへお越しの際はぜひ清川屋のお店にも遊びに来てくださいね☺

霞城セントラル
住所/山形県山形市城南町1丁目1-1
営業時間/各施設によって異なる
休業日/年中無休(ただし施設により異なる場合あり)
入館料/なし(ただし施設により異なる場合あり)
駐車場/あり(有料)
アクセス/JR山形駅から連絡通路で2F直結 徒歩5分
公式HP/https://www.kajocentral.com/
※詳細は公式HPをご確認ください
おすすめスポット(3)山形県立博物館
「山形県立博物館」は、山形の歴史と文化を深く学べる施設で、霞城公園内に施設があり徒歩で移動が可能です。
山形の自然、歴史、民俗に関する常設展示が充実しています。特に、最上義光に関する資料や、国宝「縄文の女神(西ノ前遺跡出土土偶)」は見逃せません!縄文の女神は国宝に指定されている土偶としては全国で4件目。学術的価値の高い土偶なんですよ☺
博物館では定期的に特別展や企画展が開催され、様々なテーマで山形の文化に触れることができます。子供から大人まで楽しめる体験型の展示もあり、家族連れにもおすすめですよ。

山形県立博物館
住所/山形県山形市霞城町1-8(霞城公園内)
開館時間/9:00~16:30(最終入館 16:00)
休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日~1月4日)
アクセス/JR山形駅から徒歩10分
公式HP/https://www.yamagata-museum.jp/
※入館料などそのほか詳細は公式HPをご確認ください
山形城跡(霞城公園) 基本情報
【住所】 山形県山形市霞城町1-7(管理事務所)
【開館時間】4月~10月 5:00~22:00 11月~3月 5:30~22:00
【休園日】 年中無休
【入園料】 無料(ただし園内施設で料金が必要な場合あり)
【アクセス】
徒歩:JR山形駅から約15分
バス:ベニちゃんバス「霞城公園前」下車
車 :山形自動車道「山形蔵王IC」より約15~20分
※詳しくは公式HPをご確認ください。

山形おすすめの城(2)上山城
~温泉と城跡が融合する絶景の地を巡る~
「上山城(かみのやまじょう)」は現在の上山市にあったお城で、月岡・天神森に築いたことから別名「月岡城(つきおかじょう)」とも呼ばれます。戦国時代、この城は最上氏の領地の最南端に位置し、伊達氏や上杉氏といった米沢の勢力と激しい戦いを繰り広げた重要な拠点でした。
壮麗な城郭は「羽州の名城」と称されるほどでしたが、1692年(元禄5年)に幕府により取り壊され、現在は堀跡の一部が当時の名残をとどめるのみとなっています。
城跡は月岡公園、および月岡神社境内となり、1957年(昭和32年)に上山市の史跡に指定されています。

上山城の概要と歴史的背景
上山城は、関ヶ原の戦いの後、最上義光の支配下に入りました。その後、元和8年(1622年)に最上氏が改易されると、土岐頼行が3万石で入封し、上山藩が成立しました。
その後、松平氏、鳥居氏と城主が変わり、再び松平氏(藤井松平氏)が城主となって明治維新を迎えます。
上山藩の時代、城下町は発展し、現在の上山温泉街の基礎が築かれました。
“羽州の名城”とも呼ばれた上山城ですが、明治維新後、多くの城が取り壊される中、上山城も例外ではありませんでした。しかし、地元の熱意により1982年に天守閣が再建され、現在の姿となりました。
再建された天守閣は、歴史的な外観を忠実に再現しつつ、内部は博物館として整備されています。

上山城の見どころ
見どころ(1)天守閣からの絶景
上山城の最大の魅力は、再建された天守閣からの眺望です。
晴れた日には、雄大な蔵王連峰を一望できます。春から秋にかけての緑、冬の雪景色など、季節ごとに異なる表情を楽しめるんですよ!
また、城下町として発展した上山市街を360度見渡すことができ、歴史的な街並みと現代的な景観が融合した独特の風景をパノラマで楽しめます。
そんな絶景を楽しめるとあって、天守閣の最上階は、SNS映えする写真スポットとしても人気を博しています。自慢の眺望をぜひご自身の目で確かめてみてください☺
見どころ(2)城内博物館の展示
前述のとおり、上山城は1982年に再建されたもの。天守閣内部は博物館として整備されており、上山の歴史や文化を学ぶことができます。
城内には戦国時代から江戸時代にかけての武具や甲冑が展示されており、当時の武家文化を間近に感じられます。
また、上山藩の歴史や城下町の発展に関する貴重な歴史資料が展示されています。
江戸時代の上山城と城下町を再現したジオラマもあり、当時の様子を視覚的に理解できるとあって、幅広い年代の方が見学に訪れています。

★上山城周辺をより楽しむ!おすすめ観光スポット
おすすめスポット(1)上山温泉(上山温泉郷/葉山温泉など)
上山といえば、やはり温泉ははずせません!
上山市にある「かみのやま温泉(上山温泉)」は、三大美人泉質として知られる名湯を誇る温泉地です。
かみのやま温泉はおよそ550年前に開湯したといわれ、江戸時代には宿場町として栄えました。湯町、新湯、葉山といった7地区に分けられるのですが、それぞれを個々の温泉としてとらえ、“上山温泉郷”と表現されることもあるんですよ。
かみのやま温泉は宿泊施設も充実しているので、温泉旅行にもぴったり。
代表的な宿泊施設の一つである「日本の宿 古窯」は、伝統的な日本旅館の雰囲気を大切にしながら、現代的な快適さを提供しています。古窯の特徴的な設備には、雄大な蔵王の山々と上山の夜景を一望できる展望大浴場があり、訪れる人々に忘れがたい思い出を提供しています。また、宿泊客には最高級の山形牛や米沢牛を使用した料理が提供され、地域の食文化も楽しむことができます。
上山市は温泉だけでなく、周辺の観光スポットも充実しており、宿泊施設を拠点に地域の魅力を探索することができます。
このように、上山市は温泉、景観、食、観光が融合した魅力的な温泉地として、多くの観光客を惹きつけています。

かみのやま温泉
日本の宿 古窯
住所/山形県上山市葉山5-20
電話番号/0570-00-5454
公式HP/http://www.koyoga.com/
※詳細は公式HPをご覧ください
おすすめスポット(2)足湯に日帰り温泉…温泉街で多様な湯めぐり
かみのやま温泉は公共の足湯が街中に点在し、気軽に温泉を体験できます。
また、日帰り入浴可能な旅館や共同浴場が多数あり、様々な泉質の温泉を楽しめるんですよ!
特に、「下大湯共同浴場」「新湯共同浴場」「二日町共同浴場」「葉山公衆浴場」の4つの共同浴場は、それぞれ趣きが異なり、地元の人の交流を楽しめます。(料金:150円〜350円)

かみのやま温泉
住所/山形県上山市
公式HP/http://kaminoyama-spa.com/
※料金、営業時間等の詳細は公式HPをご覧ください
おすすめスポット(3)上山城天守閣からの絶景&季節ごとに変わる風景
上山城の天守閣は、その高さと位置から、上山市内周囲の景色を一望できる絶景ポイントとして知られています。
晴れた日には、雄大な蔵王連峰を望むことができ、春から秋にかけては緑豊かな山々、冬には雪化粧した白銀の世界を楽しめます。
特に朝日や夕日の時間帯は、山々が美しく染まり、絶好の撮影タイムになるんですよ!
また、四季折々の風景がたのしめるのも上山のよいところ。
春:桜の花びらが舞う華やかな景色
夏:緑豊かな山々と青い空のコントラスト
秋:紅葉に彩られた美しい山々と街並み
冬:雪化粧した蔵王連峰と白銀の世界
天守閣からの眺めや温泉街散策で、季節や時間帯で変わる上山の魅力ある風景をゆっくりと堪能してみてはいかがでしょうか。
おすすめスポット(4)里山をつかったクアオルト
「クアオルト」とは、ドイツ語で「療養地・健康保養地」という意味の言葉です。
山形県上山市は、日本型クアオルト(健康保養地)の先進地として知られており、「上山型温泉クアオルト事業」を展開しています。
この事業では、かみのやま温泉周辺の里山から蔵王連峰までの自然環境を活用し、気候性地形療法を基にしたウォーキングを中心とした健康増進活動を行っています。
上山市は「心と体がうるおうまち」をコンセプトに、クアオルト認定コースの整備]や企業との連携、クアオルト講座の開催など、さまざまな取り組みを通じて地域の健康づくりと観光振興を図っています。
おすすめスポット(5)蔵王猿倉スキー場に坊平高原…蔵王高原でとことん楽しむ!
上山市で体を動かしたいなら蔵王高原まで足を伸ばすのがおすすめです。
「蔵王猿倉スキー場」は上山市から車で約20分、完全除雪道路でアクセスも良好です。無料シャトルバスも運行しており、蔵王温泉街からのアクセスも便利です。
ゲレンデには無料駐車場が2ヶ所あり、気軽に訪れることができますよ。
また、蔵王坊平(ぼうだいら)高原は、夏はキャンプやトレッキング、冬はスキーやスノーボードが楽しめる高原リゾート地です。
宿泊施設も充実しており、ペンションやコテージなど、様々なタイプの宿泊施設がありますよ。
おすすめスポット(6)地元グルメで上山の食を満喫!
上山市内には評判の地元グルメを提供するお店も数多く存在しています。
「丹野こんにゃく番所」では全国的にも珍しいこんにゃくをメインにした各種の料理が楽しめます。定番の玉こんにゃくのほか、こんにゃく懐石などもあり、上山市を訪れた方は一度は足を運んでほしいと口をそろえる名店です。
蕎麦好きの方にオススメなのが「原口そば」。民家を改装したそば屋で、太めの田舎そばが味わえます。特に珍しいのがそばがきで、そば粉を練ったお餅の様な食べ物です。原口そばでは、納豆味、ごまだれ味が楽しめます。なかなか食べれる所は少ないので希少です。
スイーツ系がお好きな方には「HATAKE STYLE 上山本店」もおすすめです。果樹園が運営しているカフェで、果物をふんだんに使ったパフェを楽しむことができますよ。

上山のおすすめイベント情報
おすすめイベント(1)江戸から続く伝統行事「カセドリ」
上山市の民俗行事「加勢鳥(かせどり)」は、江戸時代初期から伝わる伝統的な民俗行事です。
若者たちが「ケンダイ」と呼ばれる藁蓑をかぶり、神の使いである「加勢鳥」に扮し、「カッカッカー」という特徴的な歌と掛け声で町を跳ね踊ります。人々は加勢鳥に祝いの水をかけ、火伏せや五穀豊穣、商売繁盛を祈ります。
また、ケンダイから抜け落ちた藁は縁起物とされているんですよ。
加勢鳥は旧暦小正月の祭事として毎年2月11日に開催されています。2024年は上山城正門前広場での祈願式の後、過去最多の38羽の加勢鳥が市内を練り歩いたそうです。
例年秋頃には一般参加者の応募も始まるとか。気になる方は要チェックですよ!
おすすめイベント(2)東北最大級のワインのお祭り「山形ワインバル」
「山形ワインバル」は、かみのやま温泉で開催される東北最大級のワインイベントです。
このイベントでは、かみのやま産ブドウを使用したワインや、山形県内外の個性豊かなワインを楽しむことができます。
地元ワイナリーをはじめ、全国から個性派ワイナリーが集結し、温泉城下町の雰囲気の中で飲食を楽しめます。
2024年は5月11日〜12日に開催され、大盛況だったこのイベント。2025年は5月10日(土)、11日(日)の2日間開催することが早くも決定しているそうですよ。
例年10:00から17:00までの営業時間となっています。会場はJRかみのやま温泉駅周辺で、公共交通機関での来場が推奨されています。
このイベントは、ワイン愛好家だけでなく、地域の食文化や観光を楽しみたい方にも人気があり、山形・上山地域の魅力を発信する重要な機会となっています。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
上山城(上山郷土資料館) 基本情報
【住所】 山形県上山市元城内3-7
【開館時間】9:00~17:15(最終入館16:45)
【休園日】 毎週木曜日(祝日の場合は直前の平日)、年末年始(12月29日~31日)
※このほか臨時休館あり
【アクセス】
徒歩:JRかみのやま温泉駅から約10分
車 :山形自動車道「山形蔵王IC」より約30分
※入館料、臨時休館の情報など詳しくは公式HPをご確認ください。

山形おすすめの城(3)米沢城
~上杉家の栄華を今に伝える城跡と周辺の見どころ~
「米沢城(よねざわじょう)」は別名「舞鶴城(まいづるじょう)/松ヶ岬城(まつがさきじょう)」とも呼ばれています。
米沢城の歴史は古く、1238年(諸説あり)に長井時広(ながいときひろ)によって築城されたとの説があり、上杉家の居城として栄えました。
2017年には「続日本100名城」に選定されている米沢城。現在、城そのものは残っていませんが、城跡が上杉神社や松が岬公園として整備されています。
当時の合戦の様子を伝える「米沢上杉まつり」が毎年4月29日〜5月3日に開催され、特に松川河川敷で行われる川中島合戦が有名なお祭りとなっています。
隣接する伝国の杜にある米沢市上杉博物館では、上杉家の貴重な資料を見学できるので、歴史好きな方は必見です!
米沢は食も魅力の街。城址観光の後は、米沢の名物グルメを楽しめますよ。
日本三大和牛の一つである米沢牛、鶏ガラベースの澄んだスープが特徴的な米沢らーめん、りんごの生産でも有名で秋には美味しいりんごが食べられるのも米沢の魅力の一つです。
米沢城跡は、上杉家の歴史と文化を体感できる場所であり、歴史探訪と地元の美味しい食を同時に楽しめる魅力的な観光スポットです。

米沢城の概要と歴史的背景
米沢城は1238年(諸説あり)に長井時広(ながいときひろ)によって築城されたとの説があります。この城は、豊臣秀吉による全国統一の過程で、上杉家が会津から米沢に移封された際に建設されました。
1598年には上杉景勝が米沢藩初代藩主となり、時の重臣であった直江兼続も居城。城下町・米沢の基盤を築いたといわれているなど、歴史好きにはたまらないエピソード満載のお城でもあります。
城の構造は、平山城の形式を採用し、自然の地形を巧みに利用した堅固な防御システムが特徴。本丸、二の丸、三の丸の曲輪配置や、深い堀や石垣など、当時の最新の築城技術が駆使されていました。
上杉家の居城として、政治・文化の中心地として栄えてきた米沢城。特に、上杉鷹山の時代には、藩政改革の拠点として重要な役割を果たしました。
城下町も発展し、武家屋敷や商家が立ち並び、現在の米沢市の基礎となりました。
明治維新後、多くの城が取り壊される中、米沢城も例外ではなく、1873年(明治6年)に城のすべてが破却されています。
その後、1876年(明治9年)には本丸跡に上杉神社が社殿を建立。現在に至るまで上杉家の菩提寺として地域の人々に親しまれています。
城跡は松が岬公園として整備され、現在は市民の憩いの場となり、春には桜の名所として多くの人々が訪れます。また、城跡の一部は発掘調査が行われ、石垣や堀の跡などが確認されています。
これらの遺構は、米沢の歴史を物語る貴重な文化遺産として保存・活用されています。

米沢城跡と上杉神社
(1)米沢城 本丸跡
米沢城の中心であった本丸跡は、現在、上杉神社の境内として整備されています。約400年前、ここには天守閣や御殿が立ち並んでいました。
今は建物こそありませんが、残された石垣や堀の跡から往時の規模と威容を偲ぶことができます。
(2)上杉神社
1871年(明治4年)に創建された上杉神社は、上杉家の菩提寺として重要な役割を果たしています。社殿は、江戸時代の上杉家の菩提寺であった御堂の様式を模して建てられ、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
毎年2月に行われる上杉雪灯籠まつりや、5月に行われる上杉まつりでは、この神社が祭りの中心地となります。
(3)伝国の杜
2001年にオープンした「伝国の杜(でんこくのもり)」は、米沢市上杉博物館を中心とした文化複合施設です。
博物館では、上杉家に伝わる貴重な美術品や歴史資料を常設展示しています。国宝「上杉家文書」や「上杉本洛中洛外図屏風」など、上杉家の栄華を物語る品々を間近で見ることができます。
特に注目すべきは、上杉鷹山のコーナーです。藩政改革で知られる名君の生涯や業績を、詳細な資料と共に学ぶことができます。
また、定期的に開催される特別展では、上杉家や米沢の歴史に関連したテーマで深く掘り下げた展示が行われ、地域の歴史と文化への理解を深める機会となっています。
施設内には図書館や多目的ホールも併設されており、地域の文化発信の拠点として機能しています。歴史学習だけでなく、現代アートの展示や音楽イベントなども開催され、古今の文化が融合する場所となっています。
これらの施設は、米沢の歴史と文化を体感できる重要なスポットとして、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。

米沢の名物グルメを堪能する
米沢は豊かな食文化を持つ城下町として知られており、歴史探訪と共に楽しめる名物料理が多数あります。
(1)米沢牛
日本三大和牛の一つとして名高い「米沢牛」は、上杉家の時代から大切に育てられてきた地域の誇りです。きめ細やかな霜降りと濃厚な旨味が特徴で、その歴史は400年以上前にさかのぼります。
甘辛い割下で食べるすき焼きや自分で調理する楽しみのある焼肉、肉本来の味わいを堪能できるステーキなど、城下町の様々な店舗で多彩な調理法で米沢牛を楽しむことができます。
(2)米沢らーめん
「米沢らーめん」の歴史は古く、大正時代に遡ります。
発祥は、関東大震災前後に中国人が始めた屋台と、東京築地の精養軒でコックをしていた常松恒夫さんが関係しています。
特徴的な縮れ麺は、常松さんの発案によるもので、多加水製法で作られた麺は水分をたっぷり含んでいます。
スープは鶏がらと煮干しで作られ、醤油ベースでありながらあっさりとした味わいが特徴。一年を通して食べられる人気のご当地B級グルメです。
地元では「中華そば」と呼ばれることも多く、市内の多くの店舗で提供されています。特に、製麺所から始まった名店「そばの店 ひらま」は、ひらま麺を使った米沢らーめんの四天王の一つとされ、地元の人々から愛されているお店です。

そばの店 ひらま
住所/山形県米沢市浅川1314-16
電話番号/0238-37-2083
営業時間/11:00~14:00
定休日/水曜日
駐車場/あり(20台)
米沢城の周辺施設情報
■上杉神社
上杉神社は、戦国時代の名将・上杉謙信を祀る神社であり、歴史的な価値が高い施設です。米沢藩主として知られる上杉家の武勇と文化を称える場で、多くの歴史ファンが訪れます。
桜の名所としても知られ、春には美しい花見が楽しめるスポットです。

基本情報
住所/山形県米沢市丸の内1丁目4-13
参拝時間/4月~10月 6:00~17:00
11月~3月 7:00~16:30
※元日は午前0時開門
休館日/年中無休
拝観料/参拝無料
アクセス/
バス:JR米沢駅より乗車し約10分
「上杉神社前(上杉城址苑)」下車
車 :米沢中央IC、米沢北IC、八幡原ICより約15分
JR米沢駅より10分
公式HP/https://www.uesugi-jinja.or.jp/
■伝国の杜(上杉博物館)
伝国の杜(上杉博物館)は、上杉家に関する歴史的な資料や美術品を展示する施設です。上杉謙信や米沢藩の歴史に関する展示が充実しており、貴重な文化遺産を学ぶことができます。
隣接する「置賜文化ホール」では、様々な文化イベントや公演が開催され、地域文化の発信拠点としての役割も果たしています。
伝国の杜では特別展やイベントが頻繁に開催されているので、訪問前に公式サイトで最新情報を確認すると良いでしょう。

基本情報
住所/山形県米沢市丸の内1丁目2-1
開館時間/9:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日/ 4月~11月 毎月第4水曜日
12月~3月 毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日)
※このほか年末年始、臨時休館あり
公式HP/https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/top.htm
※入館料などそのほか詳細は公式HPをご確認ください

山形おすすめの城(4)鶴ヶ岡城
~庄内藩の中心地だった城跡と御殿跡の特徴~
「鶴ヶ岡城(つるがおかじょう)」は、最上義光が大宝寺城を改築して鶴ヶ岡城と改称し、自らの隠居所としたとされているお城です。
現在、城跡は鶴岡公園として整備され、市民の憩いの場となっています。春には約730本の桜が咲き誇り、美しい景観を楽しめます。
城跡のある鶴岡市には、「旧藩校 致道館」や「致道博物館」、「藤沢周平記念館」など庄内の歴史や文化を学べる施設が点在しています。また、鶴岡市の伝統産業である絹織物の工房見学や体験ができる「鶴岡シルク」も、文化体験スポットとして人気です。(城跡からは離れますが庄内藩(荘内藩)の歴史とかかわりの深いシルクの文化体験スポットとしてご紹介いたします)
鶴ヶ岡城跡とその周辺は、庄内地方の歴史と文化を深く知ることができる重要な観光地となっています。そこに植えられている桜は、日本の桜の名所100選にも選ばれており、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラなど約730本の桜が植えられています。

鶴ヶ岡城の歴史的な重要性
鶴ヶ岡城は、東北地方の日本海側に位置する山形県鶴岡市の中心部に築かれ、庄内地方の歴史において極めて重要な役割を果たしました。
古くは大宝寺城と呼ばれており、室町時代初期に武藤長盛により築城されたのが始まりとされています。その後、大宝寺城は最上氏の庄内支配の拠点となり、1604年(慶長9年)、最上義光により「鶴ヶ岡城」と改称されました。
最上義光は、当時東北地方で最も有力な大名の一人であり、この城の建設は彼の勢力拡大戦略の一環でした。城の位置は、庄内平野を一望できる戦略的に重要な場所に選ばれ、平山城の形式で築かれました。
1622年(元和8年)、徳川幕府の政策により最上氏が改易された後、酒井忠勝が入封し、以降約250年にわたり酒井家の居城となりました。
酒井家は徳川家と深い関係にあり、庄内藩14万石(後に17万石)の大名として、この地域の政治・経済・文化の中心地として鶴ヶ岡城を発展させました。
城下町も大きく発展し、武家屋敷、商家、寺社が立ち並び、現在の鶴岡市の都市構造の基礎となりました。特に、藩校致道館の設立は、庄内藩の文教政策の中心として重要な役割を果たし、多くの人材を輩出しました。藩校致道館は、東北地方に唯一現存する藩校なんですよ!
江戸時代を通じて、鶴ヶ岡城は単なる軍事施設ではなく、庄内地方の政治・行政・文化の中心としての機能を果たしました。藩政改革や産業振興など、酒井家の政策の多くがこの城から発信され、庄内地方の発展に大きく寄与しました。
また、日本海に面した立地から、北前船による交易の拠点としても栄え、様々な文物や情報が集まる文化の交差点としての役割も果たしました。
明治維新後、1871年の廃藩置県により庄内藩は廃止され1875年(明治8年)、鶴ヶ岡城も多くの城と同様に取り壊されることとなりました。しかし、城の歴史的・文化的価値は地域の人々に深く認識され、その後の保存・活用への取り組みにつながっています。
現在、鶴ヶ岡城跡は国の史跡に指定され、鶴岡公園として整備されることで、その歴史的重要性を今に伝えています。
城跡とその周辺に残る歴史的建造物や文化施設は、庄内地方の豊かな歴史と文化を学び、体感できる貴重な文化遺産となっています。

鶴ヶ岡城跡周辺の観光スポット3選
鶴ヶ岡城跡とその周辺は、歴史と文化が融合した魅力的な観光エリアとなっています。徒歩圏内で巡ることができますので、お散歩がてら観光スポットを巡ってみてはいかがでしょうか。
(1)旧藩校 致道館
「致道館(ちどうかん)」は、庄内藩酒井家の藩校として文化2年(1805年)に創設された教育機関で、9代藩主・酒井忠徳によって藩政の振興と土風の刷新を目的に設立されました。
当初は現在の鶴岡駅前通りに位置していましたが、その後移転。現在は国指定史跡となっており、鶴岡市内に保存されています。
致道館は、庄内地方の教育と文化の中心地として重要な役割を果たし、地域の人材育成に貢献しました。現在も歴史的な建造物として、また庄内藩の教育の歴史を伝える貴重な文化遺産として、多くの人々に親しまれています。

庄内藩校 致道館
住所/山形県鶴岡市馬場町11-45
開館時間/9:00~16:30
入館料/無料
休業日/毎週水曜日(祝祭日の場合は翌日以降の平日)
12月29日~1月3日
アクセス/JR鶴岡駅から車で5分
鶴岡ICから車で10分
公式HP/https://www.chido.jp/chidokan/
※そのほか詳細は公式HPをご確認ください
(2)致道博物館
「致道博物館」は、山形県鶴岡市に位置する私立博物館です。1950年(昭和25年)に旧庄内藩主・第16代酒井忠良氏によって、地方文化の向上発展を目的として設立され、庄内地方の豊かな歴史と文化を学べる重要な施設として知られています。
博物館は、旧庄内藩主酒井家の御用屋敷跡地に建てられ、その名称は旧庄内藩の藩校「致道館」に由来しています。展示内容は多岐にわたり、庄内藩(荘内藩)主酒井家に関連する資料、重要文化財、美術品を多数所蔵しています。
敷地内には複数の重要文化財建造物があり、展示室、図書室、茶室などの施設を通じて、庄内の文化を多角的に学ぶことができます。公益財団法人として運営されており、地域の文化振興に大きく貢献しています。
【展示内容】
- 庄内藩(荘内藩)主酒井家の遺品:甲冑、刀剣、書画など
- 資料:酒井家の歴史資料を展示
- 民俗資料:庄内地方の生活文化を伝える品々
- 重要文化財:「旧西田川郡役所」など、歴史的建造物を保存・公開
- 企画展:年間を通じて様々なテーマの特別展や企画展を開催
- 教育プログラム:子供向けの歴史体験教室なども実施

致道博物館
住所/山形県鶴岡市家中新町10-18
電話番号/0235-22-1199
開館時間/
3月~11月 9:00~17:00(最終入館16:30)
12月~2月 9:00~16:30(最終入館16:00)
休館日/年末年始(12月28日~1月4日)
12月~2月は毎週水曜日
アクセス/JR鶴岡駅から車で10分
鶴岡ICから車で10分
公式HP/https://www.chido.jp/
※そのほか詳細は公式HPをご確認ください
(3)藤沢周平記念館
2010年に開館した「藤沢周平記念館」は、鶴岡市出身の作家・藤沢周平の自筆原稿や創作メモ、愛用品などの貴重な資料を展示する市立の文学館です。館内では藤沢周平の作品世界や彼自身の生涯を深く掘り下げて紹介しています。
藤沢作品に登場する「海坂藩」のモデルとなった庄内地方の歴史や文化にも触れるので、藤沢周平ファンはもちろん、歴史好きな方にもおすすめです。
【展示内容】
- 藤沢周平の生涯を紹介する資料
- 直筆原稿や愛用品
- 作品世界を再現したジオラマ
- 文学空間:藤沢作品の舞台となった庄内の風景や雰囲気を感じられる展示
- 企画展:定期的に特別展を開催し、様々な角度から藤沢文学の魅力を紹介
- 文学講座:藤沢文学や庄内文化に関する講座やイベントを実施

藤沢周平記念館
住所/山形県鶴岡市馬場町4-6 鶴岡公園内
電話番号/0235-29-1880
開館時間/9:00~16:30
休館日/水曜日(休日の場合は翌平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
アクセス/JR鶴岡駅から車で10分
鶴岡ICから車で10分
公式HP/https://www.city.tsuruoka.lg.jp/fujisawa_shuhei_memorial_museum/
※そのほか詳細は公式HPをご確認ください
鶴ヶ岡城 基本情報
【住所】 山形県鶴岡市馬場町4-1(鶴岡公園内)
【開館時間】公園内は年中無休で自由に散策可能
【休園日】 なし(鶴岡公園内施設による)
【入園料】 無料(ただし園内施設で料金が必要な場合あり)
【アクセス】
バス:JR鶴岡駅から湯野浜方面バスで10分 「市役所前」下車 徒歩2分
車 :山形自動車道「鶴岡IC」より約15分
徒歩:JR山形駅から約25分
※詳しくは公式HPをご確認ください。
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城めぐりで山形観光!日帰り&お泊りで楽しむモデルコース
ここまで山形を代表する4つの城をみてきましたが、「山形の城をめぐる旅行がしたい!」と考えている方もいらっしゃるのでは?
そんな方にオススメ!山形の名城をめぐる「日帰りコース」と「1泊2日コース」2つの旅行プランをご紹介します。
どちらもお城めぐりだけでなく、山形ならではの自然や文化、食を満喫できる充実したプランなので必見です!また、観光に最適な季節もご提案しますので、単なる歴史探訪に留まることのない、山形の魅力を体験できる旅行になるはず。ぜひ自分だけの特別な城めぐり観光を楽しんでみてくださいね。
観光モデルコース①アクセス良好!名城2つをめぐる日帰りコース
限られた時間で効率的に城めぐりをしたい方にオススメの日帰りコース。
山形の城だけでなく、温泉や食なども楽しめる凝縮したプランです。

午前:山形城(霞城公園)
まずはJR山形駅直結の「霞城セントラル」へ。展望ロビーから山形市街を一望してみましょう。
その後、JR山形駅西口から徒歩約10分の霞城公園へ。東大手門や本丸跡、二ノ丸東大手門などの史跡を巡りながら、広々とした公園を散策。
さらに公園内にある山形県立博物館に立ち寄れば、山形の歴史や文化を深く学ぶこともできますよ。

午後:上山城と温泉街を散策
JR山形駅から電車で約10分で上山駅へ。そこから15分ほど歩くと上山城がみえてきます。
城内の博物館で、上山城や城下の歴史について学び、天守閣へ。ここからの蔵王連峰の雄大な景色は必見ですよ!
温泉街が有名な上山市。風情ある街を散策しながら、足湯などで旅の疲れを癒しましょう。時間があれば日帰り入浴が可能な温泉施設でゆっくりとくつろぐのもおすすめです。
グルメを楽しみたい方は上山名物の「こんにゃく番所」や「HATAKE STYLE上山本店」などにも足を運んでみてはいかがでしょうか(その場合は車での移動がおすすめです)。
観光モデルコース②名城4つを全制覇!大満足の1泊2日コース
今回ご紹介した山形の主要4城すべてを網羅するプランがこちら。歴史と文化をじっくりと楽しむほか、各地の文化や郷土料理、温泉も楽しめる充実コースです。

1日目:内陸地方の3城を巡る
●午前:まずは山形城(霞城公園)観光
史跡巡りや山形県立博物館を見学します。
●午後:上山城と温泉街の散策
JR山形駅から電車で約10分、上山駅へ。
上山城天守閣からの絶景を楽しみ、城下町を散策。
●夕方:米沢城址
JR上山駅から電車で約40分、米沢駅へ。
上杉神社を参拝し、松が岬公園を散策、伝国の杜(上杉博物館)を見学します。
●夜:米沢で宿泊
米沢牛などの地元グルメを堪能するのがおすすめです。

2日目:庄内地方で鶴ヶ岡城に思いを馳せる
JR米沢駅から電車とバスを乗り継ぎ約2時間。鶴岡公園へ。公園散策や致道博物館、藤沢周平記念館などを巡ります。
昼食は鶴岡の名物レストラン アル・ケッチァーノや、琴平荘の中華そばを堪能してみてはいかが?(どちらも車での移動がおすすめです)
帰りはバスでJR山形駅に向かうもよし、東京方面であれば庄内空港から移動するのも快適でおすすめですよ。

山形の城めぐりにオススメの季節は?
山形の城めぐり観光は四季折々の景色が楽しめるのも魅力。おすすめの季節はズバリ春と秋です。
4月は山形県内の桜が満開になる季節。各地で桜まつりなどのイベントが開催され、美しい景観を楽しむことができます。また6月は内陸地方を中心にさくらんぼ狩りが楽しめますよ。
同様に秋は紅葉が見ごろを迎えます。また、ラ・フランスやりんご、ぶどうなどのフルーツや、山形の郷土料理「芋煮」が楽しめる季節でもあります。
訪れる季節によって表情を変える山形のお城。ぜひ自分だけの特別な城めぐり観光プランを練ってみてくださいね。

山形の城跡探訪ガイドのまとめ
山形県の4大名城【山形城、上山城、米沢城、鶴ヶ岡城】は、それぞれ独自の魅力と深い歴史を持っています。東北・山形の歴史を肌で感じながら、美しい自然や豊かな食文化も同時に楽しむことができる山形の城めぐり。歴史好きの方はもちろん、家族連れや写真愛好家の方々にもおすすめですよ。
四季折々の美しさ、温泉、グルメなど、多彩な魅力が詰まった山形の城巡りを、ぜひ体験してみてくださいね。
山形の城めぐり観光のあとに。山形のお土産は清川屋各店でどうぞ!
清川屋 店舗一覧
山形城(霞城公園)や上山城にお越しの際は、JR山形駅近くのエスパル山形店や0035 BY KIYOKAWAYAへどうぞ(0035はカフェも併設♪休憩がてらお買い物をお楽しみください)
また鶴岡公園にお越しの際は、徒歩5分の立地にHOUSE清川屋がございます。
このほか清川屋は山形県内の交通の要所にお店を構えておりますので、ぜひお立ち寄りくださいね。
