こんにちは。清川屋です。
まだ月山の山肌に雪が残る6月10日、寒河江市の軽部さくらんぼ園を訪ねました。
私たち清川屋スタッフを迎えてくれたのは、4代目園主の軽部秀和さん。先代の園主は、紅秀峰の「育ての親」として全国的に知られるさくらんぼ栽培の大名人です。その高い技術を受け継ぎながら、秀和さんは弟の賢太さんとともに、寒河江の地でさくらんぼの栽培を行っています。
試行錯誤の積み重ね
園地にお邪魔すると、佐藤錦の収穫作業のまっ最中でした。日差しは強くても、木陰に入ると暑さはそれほど感じません。半袖のシャツがちょうどよいくらいの心地よさです。
「去年は熱中症で倒れたんです。星が見えました。やばいと思って、すぐにワークマンへ空冷服を買いに行きました。朝はいつも一枚羽織るくらいで過ごせるのに、去年は朝から空冷服が必要なほどの暑さでした」
朝は涼しく、昼間は暖かい。その寒暖差がおいしい実をならせる条件です。しかし、昨年(2025年)は6月に真夏日が続き、さくらんぼの農家さんはその対応に追われました。
「昨年はハウスに遮光シートを敷いたり、遮光材を塗ったり、1時間ごとに灌水(水やり)のチェックをしたり……。まさに死ぬような思いでしたね。でも、そのおかげで高温対策のノウハウがしっかり蓄積されましたよ」
山形県の発表によると、今年2026年のさくらんぼの生育は例年より7日ほど早く、大きさや色づきも順調に進んでいるとのこと。
「私も弟もトライアルアンドエラーが好きなんです。まずは試してみる。やってみて、失敗したら次のやり方を変える。親父は50年の経験があるので、やり方も考え方も安定しています。でも、ここ数年の急激な環境の変化に対応するために、私たちは毎年やり方を微妙に変えているんです。天気は本当に読めないですからね」


収穫したらすぐ選果場へ
選果場に移動すると、収穫されたばかりのツヤツヤと輝く赤い果実がテーブルに広がっていました。色づきや大きさを人の目で確かめて、ひと粒ひと粒、丁寧に箱やパックに詰めていきます。小さな傷や「うるみ(果肉の軟化)」を見逃さないよう、非常に集中力を要する作業です。
「細かくて繊細な作業なので、人によって向き不向きがありますね。いやあ、俺は向いてないです」と秀和さん。選果場には静かな緊張感が漂っていました。収穫チームと連携を取りながら、多忙な収穫期を乗り切ります。
選果と詰め作業、そして検品での最終チェック。3段階もの厳しい確認を経て、さくらんぼはトラックに積まれ、全国のお客様のもとへ旅立ってゆきます。


まもなく受付終了!今年の紅秀峰をご賞味あれ
農家さんのさまざまな試行錯誤のおかげで、今年のさくらんぼは順調に育っています。そして、まもなく大本命「紅秀峰」の収穫がピークを迎えます!
黒糖のような重厚感のある甘さと、パチンと弾ける果肉の食感。口いっぱいにジュワッと広がる果汁──。食べごたえ抜群のひと粒に、思わずうっとりすること間違いなしです。
近年ますます人気の高まる紅秀峰ですが、2026年の受付枠は残りあとわずかとなりました。
今だけの特別な初夏の味わいを、ぜひご家族みんなでご賞味ください。


